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第3話 準備は万全

 地下21階会議室



 「薬師の三神を殺した連中が判明した。 カナ詳細を話して欲しい。」



 「ハイ、まず犯人だけど、闇ギルド・コブラのメンバーて事が分かったわ、それにすでに国外へ逃げ出し事もね」



 「闇ギルドでコブラと言うと、草原の国か……… 厄介な国から来たもんだな」 銅線の様に硬く赤茶けたヒゲを何故なから言った言葉に、一同が頷く。



 「しかし、当面の安全は、確保出来たんと考えていいのでは無いのか? 」


 

 「ミリアさん、それは余りも甘い考えですわ。 相手の目的もまだつかめて無いですし。 更に詳しい情報収集のためにも、私が直接草原の国へ行こうと思いますの。 」 

 

 

 「草原の国は、今内戦状態で危険度が高い、ギルドマスターとしては、1人で行かすわけも行かないな、 ソラ頼まれてくれるか? 」



 「わ・私も行かせて下さい!! 」



 その言葉に、みなが驚いた。



 守るはずの、リクを敵地に連れていけるはずも無いのだ。



 「仮に行くとして、何をする気だい? 」



 みなを代表して、たずねた。



 「わかりません、でも・・・・・・・・・・・……… 」真っ直ぐに見つめる黒い瞳は、揺るがない何かを感じさせた。



 「イイよ、無理に言わなくても、言葉に出来ない思いが有る事は、分かったから、ミリアも一緒に来てくれないか? 」 

 

 

 「バランスを考えても、私しが行くのが一番だろな! 」



 彼女の同意も得られ、準備に3日をかけ、草原の国へ行く事になった。

 

 

 

 

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 ここ、サムライの国からは、直接には草原の国へは行く事が出来ない。



 そこで、一度ポロリ国に入り、このルート南下して草原の国へ入るルートをとることになった。



 「建て前では、ポロリ国の迷宮で涙採取ですから、それを踏まえて、それぞれ準備して下さいね、ソラさんはリクの準備の確認もお願いします。 」



 今回の装備は、護衛をする関係から、鉤斧剣を用意した。



 この鉤斧剣は、二本セットの剣で、刃渡り60センチ・返し部分20センチ、持ち手部分が20センチ・剣尾10センチあり、全体ては90センチ程度ありダマスカスベースの合金で出来ている。



 しの字の様に、剣の先が戻った鈎刀の一種で、突き技で敵を刺す事は出来ないが、敵に引っかけて倒した敵を持ち手部分で刺したり、敵の武器を絡めとる事が出来る剣で。



 少し剣の先が重く、押し潰す様に切れる、そういった武器だ。



 次に用意したのは弓だ、聖銀の合金を特殊な加工法で焼き入れした物を五枚張り合わせ、目立たない様に麻ヒモが巻かれている。



 矢は200本入りで、一列50本が四列で入る入れ物で、これを10セット用意した。

 

 

 

 スローインナイフ20本、これは、防具に隠すタイプでやや大きめ、上半身に10本・太ももに5本づつ装備出来る。



 次は個人用、携帯テント1型、・冬用寝袋。



 ロープ、色々つかえるので多めに用意。



 エンピ(スコップ)・鶴嘴・ハンマー各1本。



 燃料・水筒・桶・食料………。



 着替え・タオル・清潔な布………。



 魔法の袋(ポーチ型)、使う者の魔力を使い荷物を出し入れできる、当然魔力切れしたら、使えない。



 これは父が昔作った物で、10×10×10メートルを1単位として1000個の物をしまえる。 

 

 

 小瓶の様な、小さな物でも1だし、逆に1単位以上のサイズなら、2・3・4と使う部屋が増える。



 母や父が如何に巨大なモンスターを狩っていたかが分かると言う物だ。



 今は、俺の魔力が登録されていて、使えるのは自分だけと言う事になる。



 二つ目のテント、これは10人用の冬の平地設置タイプで、テントの中に、暖炉を設置することで、食事も作ることが可能だ。



 その後も準備を完了した。



 彼女の準備がどの程度進んでるか気になり、確認しに行くと。



 トン・トン「入るぞ」



 「あ、どうぞ開いてますよ」


 「準備はどんな感じかな? 食糧はこちらで用意してるけど、お菓子とかは、自分で用意してけよ。 それとこれ、保存食と水・地図・現地のお金などのサバイバルセットだ。 」



 「ありがとうございます」



 「それに、これもやるよ。 」 空の青さを切り取った様に美しい宝石で、シンプルなデザインをしているネックレスだ。



 「イイですか? こんな高そうなもの 」



 「いいから、早く手をかして、登録するから。 」



 「登録ですか? 」


 嬉しそうに手をだすリクの柔らか手をつかむと、ネックレスの石の部分に触らせて、登録した。

 「通信鬼の角と、魔石を錬金術で合成した宝石を、赤鬼のマスターに加工して貰ったネックレスだ。 さっきの荷物を入れてみな。 」



 「ハイ。 …………入りました!! 」



 「いざと言う時に、話したい開いてを強く思い魔力を入れれば、30キロぐらいの距離までは、念話が出来る。 試しにやってみな。 」



 「ハイ」 彼女が魔力を通すと、俺のネックレスが青から、赤に変わった。



 「“成功だな。 いざという時以外は、使うなよ ” 因みに200万するから大事にしろよ。 」



 いきなり、落としやがった………



 彼女の荷物をチェックしたが、一応大丈夫そうだ、下着を広げてみるとウサギさんの下着やイチゴの下着がでてきた、とても二十歳とは思えない。



 「ちょっと、何下着まで広げて見てるんですか!! 」



 「だから、チェックだよ、持ってく下着は、ゴリラら猿系にした方がいいな。 」



 「何冷静に、好みを押し付けてんですか~ 。 本当ビックリするわ~ 」



 「後は、トイレットペーパーや、食事用の食器、箸やスプーンとかは、各人で持って行くから、そのぐらぐらいかな? あ、濡れると使え無くなるから、トイレットペーパーは、濡れ無い様にして、複数用意しとくと、便利だよ。 後これ」



 「何ですかこれ? 」



 「今回は、俺が持って行くから、必要無いが、針金だ、さっき赤鬼のマスターからもらってきた。 有ると便利だから、次の時には持って行くといい。 」



 「わかりました」



 「明日は、早いから、お菓子や酒も、持ってくなら、早めにかってきて、早く寝ろよ」

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