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出会い

青年は小さな店に入った。その店には、中央に老婆が座っており、周りは駄菓子が囲んでいた。青年は、駄菓子の中から、一つ選び出し口に入れた。青年は意識を失い、老婆に担がれ、店の奥へと消えた。

 月光の下、草木が茂る草原に異変は起きた。草原の上に男が1人剣を握り締めよこたわり、死体が7、8体周りによこたわっていた。何があったのだろうか。服は血に染まり、いたるところに切り傷をつくっていた。数時間が経って、傷だらけの男はゆっくりと、傷みをこらえ上半身を起こした。

「くそっ。こんな奴らにてこずたっのか。っつ。早く傷のてあてをしなくてはいけないな。その前に、ここはどの辺だろうか。逃げ回るので精一杯で何処にいるのがわからなくなったな。まぁいいか、少し進めばわかるだろう。」

男は傷がいえていない体で歩き出した。一時歩いていると、男の前に小高い丘が見えてきた。

男はそこに向かうことにした。丘の途中に若い男が倒れていた。その若い男は、何かを口に含み意識を失ってしまった青年だった。男は青年に気がつき、青年に近づいて、生きていることを確かめた。傷が痛み男は小さく叫びをあげた。その時、青年に意識が戻った。男は少し驚いた。青年はそんな男には気づかず、ボーっとしていたが、急に飛び起き

「何処だ!ここは!」

男は呆気にとられ、青年を見ていた。青年はそんな男にやっと気づいた。

「あの、ここは何処ですか?教えてもらえませんか?」

急に、話しかけられたので、また男は少し驚いていたが、答えた。

「すまん。私も知らないんだ。」

青年は、動かなくなり何かを考え始めた。数分たってから青年がまた、話しかけてきた。

「彼方は何方ですか?」

男は急に可笑おかしくなり、笑い出した。そして、男は笑いを堪えながら答えた。

「いきなり見ず知らずの者に、名を聞くのか。まぁいい。私の名はキノ・キスカ。皆はキスカと呼んでいる。君の目は綺麗な緑色をしているが、何処の民族のものかな?あと、名も教えてもらえると助かるのだが。いつまでも君と呼べないしね。」

青年は、キスカに名前を聞き返されて戸惑っていたが、答えることにした。

「名前はクウです。えと・・、目が・・・緑ですか?。黒のはずですけど・・・・。」

キスカは疑問を持った。クウは、自分の目を黒といっているが、クウの目は綺麗な緑色に見える。それに、どうしてこんなところに倒れているのか。キスカは色々と疑問を持ったが、答えが出そうにないので、考えることをやめた。今宵はもう、月が傾いている。キスカは、明日話を聞くことにし、寝ることにした。

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