このたびの先は・・・[前編]
ゼオナと言う女に無理やり家に招かれた五人。その家はでかく、周りより少し目立つところだった・・。
ゼオナに無理やり家に招かれた一行は、翌日の朝もその場にいた。
というよりも、寝ていた。
結構広い部屋に、クウ、キスカ、イーシン、カイン、シュラの五人が。
「起きてる?キスカ?ねぇ?」
朝からいやな起こし方をするものだと思いながら、皆起きる。
「ここは・・・、どこだっけ?」
クウが寝ぼけている。思ったことを言っているのだろう。
「寝ぼけるな!」
カインの積年の恨み(?)がこもったチョップがクウを襲った。
「っつ・・。カ・イ・ン・・。」
寝ぼけていたクウは避けきれずに思い切り頭にくらった。
そして、そのおかげか目が覚めたのだ。だが、そのお礼に、カインは朝から腹を押さえることになるのだった。
「お前ら・・・、朝はもう少し静かにしろよな・・・。」
まだ寝ていたのか、キスカは目をこすりながら、ゆっくりというのだった。
「キスカが起きた!」
ゼオナがキスカに飛びつこうとした。が、目の前から飛んできた枕と布団に邪魔されてしまう。
「ん?」
ゼオガ変な反応をしている時にキスカがいう。
「よし行くぞ。ゼオナ、世話になった。じゃあな。」
「何処行くの?」
確かに、これからどこに行くのだろうか?
「今から向かうところか?」
「そう。」
「ソルティア。というよりも、そっち方面。」
ゼオナの顔がこわばるのがわかる。
「やめたほうが良いよ・・。今は・・・。」
「何んで?」
クウが皆を代表して言う。すると、返事は即返ってきた。多少、きついプレゼントがついていたが。
「餓鬼は黙ってな!まぁ・・、教えてあげる。今・・・、ソルティアの城下町は大変な騒ぎになってる。それは何でかっていうと、王に逆らって、今各地で反乱軍を作っている者がいるってことで・・・。しかも、代々王に仕えていた者が・・。」
「そいつの名は?」
「だから黙ってなって!」
イーシンも厳しく怒鳴られた。
その横で、一人、一瞬顔を曇らせた人物がいた。
キスカだ。
それに気づいたのは誰もいなかった。
それだけ短い時間しからせていないのだから。
「話に戻るけど、その人の名前は・・・・、ちょっと待って、もしかして・・・。う〜ん・・。そうなのかな。やっぱり・・。」
「何がだよ!はっきりしろよ・・・。」
「あ〜はいはい。言われずとも言います。餓鬼は黙って聞きましょうね。で、その人の名前は、キノ・キスカ・フロウド。ほとんど、キスカと同じ名前。と言うより、同じだよ。たぶん・・・ね。」
辺りは静まり、キスカに視線が集められる。
「それで?何?俺がその人物?証拠もなしに?」
「確かに。証拠もないし、キスカがそんなことするのかな?」
クウがキスカの言葉が言いたい意味を強める。
「別に誰だって良いじゃん。そんなの。俺達は、今目の前にいるキスカしか、しらないんだ!それで、何が悪い?別にそのフロウドって人だとしても、これからもついていくことには変わりないし、な。」
「それに、俺とシュラはもうついていく事しかできないし。」
イーシンが言えば、カインも言い、シュラが頷く。
「あ!今思った!何で俺達、命狙われたんだ!」
突拍子も無く、クウの口から漏れた。
「そういえば・・。おい、カイン、シュラ説明してもらおうか?」
「え?何?この餓鬼達に、キスカ、命狙われたの?」
ゼオナが怒りの目でカインを睨んでいる。
「なっ、なんだよ。俺達は指示に従っただけだ。」
カインが、少し後ろに逃げようと下がれば、シュラはその後ろに逃げる。
「逃げるなよ、餓鬼。」
カインの首筋を、ゼオナの腕がしっかり巻きつき、動きを封じる。
「しっかり、聞かせてもらおうか。その事について、ね。」
カインがギブと叫んでいるが、意味を成さない。
「上手く話しをそらしたな。」
イーシンが、小さく、聞こえないように、クウに話す。
ゼオナは横でこんな事を言われているとは思わなかっただろう。
そして皆、キスカの顔がきつい表情である事を、気づきもしなかったのだった・・。
えと、評価した方々、はっきり言って、人の話聞いてませんね。評価してくれたのはうれしいのですが、読むのは良い、評価は書くなと何度も言いました。それをやぶるのですね。それに、芳中、彼方は誰からココのこと聞いたんですか?もう書かないで下さい。知っている人にかかれると、他の評価を書いてくれた方が、全員知人だと思われます。はっきり言って迷惑です。それに、もう芳中は読まなくていいです。と言うより、読んでほしくありません。彼方は毎回人を見下して物を言うので、少しずつ、腹が立ちます。
他に呼んでくれている方々、申し訳ありません。他に連絡手段が無かったもので。以後こんな事を書かなくてすむよう、気をつけていきます。今後もよろしくお願いします。