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出発の時

下手です。面白くないかもしれませんが、よろしくお願いします。

 とある都会でビルに周囲を囲まれた公園があった。その公園は、公園と呼べるものなのか、とても狭く、数本の木が植えられ、その木の下にベンチが2個並んで設置されてるというものだ。そんな公園は、蒸し暑い中でも、木の下は涼しく、休憩には、最高の場所だった。そして、今も1人ベンチによこになっている人がいた。よこになっていた人物は、すこし赤色のかかった髪、年は17歳前後、身長は170cmぐらいの青年だった。青年は目を覚まし、おもむろに自分の腕時計を見ていた。そうして一時時間が経つと、青年はつぶやいた。

「時間・・・過ぎてるな・・・。まだ・・あそこに居るかな・・・。」

どうやら、誰かと待ち合わせしているようだ。青年はゆっくり起き上がると、ビルの建ち並ぶ街の方へ向かって走り出した。青年は、時間が過ぎているようで、近道をすることにしたようだ。ビルの複雑に並んでそびえ立っている中を、青年は進んでいった。

 途中、ビルに挟まれた小さな店を発見した。その店には、昔を思わせる駄菓子が店いっぱいに並べられ、中央に老婆がひっそりと座っていた。青年は、急いでいることを思い出し、戻ろうとした。したのだが、青年の足は勝手に店の中に向かって進みだした。店の中に入ると足は止まり、青年は驚き、自分の足を気味悪く思っていると、声がした。

「何か買っていきますか?」

その声の主は老婆だった。老婆は青年を見ずに、下を向いたまま話しかけてきたのだろうか。うつむいているようだ。青年は何も言い返さなかった。返せなかった。それは、この老婆が不気味だったからだ。と言うより、人ではないような違和感を感じ、気持ち悪かったからだ。そうこうしているうちに、またもや青年の体は勝手に動き出した。並べられている駄菓子の中から、1つの緑色の飴のようなものをつかみだした。それを口に入れ、飲み込んだ。青年は意識を失い、その場に倒れこんだ。

「ほぉ。おぬしが行くのか。では、行こうかのぉ。」

老婆は小さくつぶやいた。青年は老婆に担がれ、店の奥へと消えた・・・・・。

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