イーシンの戦い・・・。
村を出た三人。その三人が向かった森。その三人を見つめるなぞの影が・・・・。
村を出た3人と一匹はライノスの森と言うところに居た。入ったのは昨日の昼ごろなのだが、この森は数キロメートルもあり、一日では越えられるものではない。
この日も、もう日は傾いている。
「そろそろ日が傾く。今日はこの辺で休むところを探さないと・・・。」
「なら、向こうのほうが広いようだから、そこは?」
イーシンの言葉どおり、開けたところが目の前に見える。
反対する理由もなく、そんなことする必要もない。
「そうしよう。」
キスカもそこで良いと判断し、そこに決めた。
そこに着いたのは良いのだが、ここは森だ。夜になればたいていの人は良く見えない。そうなったらここで何か異変が起きても困る。
「さてと、薪でも探すか。あと、食糧も、かな。」
「なら、食糧の方は俺とカイハクで。薪はクウとキスカでいい?」
「良いけど、大丈夫か?食糧はそんなに簡単に見つからないと思うけど・・。」
あるとしても、茸ぐらいだ。それも毒がある物のあるはずだ。
「まぁ何とかなるさ。」
「わかった。なら俺とキスカで薪探してくる。あっ、そうだ。キスカ、後で聞きたいことがある。」
なんだろうか。そんな事は後でわかる。
3人はそこで別れ、別々に行動しはじめた。
イーシンはのんびりと、カイハクに乗って移動している。
移動していると、少し変な臭いが漂ってきた。
気づいた時にはカイハクは膝をつき、イーシンを落としている。イーシンも体が動きにくくなり苦しんでいる。
「なん・・だ。から・・だが・・・動か・・・ない・・・。」
何がなんだか分からない。その姿を眺めるものが居る。
それもイーシンのすぐ傍に・・・。
「きゃはははは。いいねぇその姿。間抜けだ。くひゃひゃひゃひゃ。」
変だ。おもいり変だ。
そんな人物は不気味な仮面をかぶり黒いマントで体を覆っている。
「なに・・か・・、よう・・・か・・・。」
動かない体で、話しかける。
「ん?まだしゃべれる?おかしいな。シュラの特製痺れ薬入り煙球なのにな。」
その声は笑いをこらえているような、にごった声だ。
「まぁいい。さてと、仕事仕事。」
そういうと、イーシンを担ぎ移動しだす。
「どこ・・・に・・、連れて・・・・行・・くつも・・・りだ・・・・。」
聞こえずらい。答えない。どこに行くのか分からなかったが、体は動かない。何もできずに、担がれるのみだ。そうしているうちに、まぶたが下がってくる。少しずつ少しずつ・・・・。
目を覚ましたのは、少し時間がたってからだ。だがよかった。少しからだの痺れが取れたからだ。あと・・、向かっているところが判ったから・・・・。
それは・・、崖だ。
その崖に着実に向かっている。今のからだでは何もできない。死ぬ確立のほうが高い。生きれるかどうかは判らない。暴れてもし何かされれば、終わり。少しで生き延びれるなら・・・。チャンスを待つだけだ。
考えてるうちに、崖に着く。
そして、そこにイーシンを置き
「あばよ。」
笑いながら突き飛ばす。
だが終わらない。イーシンは動かない体に力をいれ、今突き飛ばした男に手を伸ばし引っ張る。
予想もしていなかったせいか、簡単に引っ張られしまう。
イーシンは崖の上に戻り、襲ってきたものは落ちていく。
下から声が聞こえてくる。
覗いてみると、片手で突き出た岩を握り締めている男が居た。
そう、さっきの奴だ。仮面がはずれ、素顔をあらはにしたのだ。
男はかなり老けている。顔には皺がより顔の色も黒ずんでいる。
「た・・助けてくれ・・。頼む・・・。」
イーシンは何もしない。実際は動けずにその場に寝ているのだ。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
男は最後にそう叫び、下の樹海に姿を消したのであった・・・。
すいません。申し訳ありません。半サボりなってました。別に見てくれる方好く何のかもしれなど・・・・・・。あと1人で300人。400人いきたいですね!まぁ、気持ち引き締めなおします。