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〜雷の剣〜

村はずれの大木の下、白銀の獅子にねこがりし青年、イーシン。そんな彼と小さな約束を・・。

 今日で31日目。村はずれの丘の上、その丘の大木の下で、2人青年は死にものぐるいで戦っている。2人しか居ない草原の世界、剣と剣のぶつかり合う激しい音が鳴り響く。

 その2人のうち、茶髪の青年は動きが速く、彼が繰り出す剣は生き物のように動き回る。

 それを受け止める緑髪の青年。茶髪の青年には劣るものの、いい動きをする。だが彼は、受け止めるので精一杯だ。

 2人の斬り合いが続く。何回か斬り合っていたが1人の青年が石につまずき体勢を崩してしまった。こんなチャンスを逃すものなどいない。もちろんその時を狙ったこのように、鋭い切っ先が青年の顔目掛けて繰り出される。

「パサッ・・・。」

緑色の髪が宙を舞う。だが死んではいない。ぎりぎりのところで反射し、かわしたのだ。青年達の動きは止まり、深く、深く、深呼吸をしている。一息ついた後、1人の青年がしゃべりだした。

「また、勝てなかった。今日で1週間経のに、まだ1回も勝ててない。くっそ〜〜〜!次は勝つからな!」

「無理無理。次も勝ってやるよ!」

 いつもここでこんなふうに戦っている。と言うより、鍛えあっている。そう、この二人は、クウと、イーシン。あの日から毎日、やっているのだ。

「勝てないな・・。何でだろう?弱いのかな?」

「違う。君は十分強くなった。でもね、僕も強くなっていくんだ。だから、君だけが強くなっているわけではないんだ。それに、負けてもいいじゃないか。そのぶん強くなろうと思える。そしたら、体も応えてくれるさ。」

この1週間でかなり仲良くなっている。2人は体を横にしなり空を見上げ、ゆっくりと、時を過ごした。


 なにやら騒がしい。それも村の方だ。よくは判らないが、なにかいやな予感がする。そう思ったのは、クウだ。空は赤い。クウは眠っていたのだ。その間何があったのかは分からない。だが今起きていることは分かる。村が山賊に襲われているのだ。ここまで村人の悲鳴が聞こえる。

「くそ!もう来たのか。イーシン、君も来てくれ!」

返事は返ってこない。それもそのはず、イーシンはもうそこには居なかったからだ。ただ、クウの横にイーシンがクウに渡した剣大地に刺さっているだけ・・。イーシンはいない。だがそんなことは今はどうでもいい。今大切なのは、早く村に行って、皆を助けること。クウは走った。力いっぱい走った。


村に着くと、入り口のほうは、半壊していた。最初に目に入ったものは、焼き払われた家だった。だが、人の気配はない。皆どこに行ったのだろうか。ちゃんと無事であろうか。そう思いながら、村の中央へ進んでいく。そこには目を見張るものがあった・・。なんとも言えない様な光景である。それは、中央に数人の死体が並べられているというものである。その周りに山賊が2人笑いながらったっている。

「許さない・・・。絶対に許さない・・・。」

クウの目は異様な光をともしている。獲物を狙う獣とでも言えばいいのか。そのくらい不気味なのだ。クウが動く。その瞬間、山賊の一人がその場に崩れた・・・。何があったのかと、もう1人の山賊が見ようした瞬間、その山賊の目の前にクウの顔が現れた。それが、この山賊の見た最後の光景である。他の方向からも悲鳴と叫び声が聞こえる。

「まだ・・・。まだ居るのか・・。許さない。」

何でこんなに区切りが悪いのでしょう。それは私が下手だからです。何方か神の助言をください・・・。

貶し抜きで!よろしくお願いします。

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