始まりは・・・
クウは深手を負いジルの家で、休ませてもらっていると、キスカがそこに現れた。そこで、クウは一時動かせそうにないと分かり、ジルの家で一時の間休息させていただくことに・・。そして、キスカは一人、気になる事があると、旅に出るのであった・・・。
キスカが、出発して数時間が経つ。キスカが村を発った後、クウは眠っているのだが、今も眠りについている。クウが目覚めたのは、翌日の明朝である。誰も居ない部屋で、クウは先日見た夢の事を考えていた。自分が見慣れた世界に、何らかの異変が起きた光景。だが、あれは夢だったのか、現実に起きている事なのか、今のクウには判らない。だけれど、もし本当なら、大変な事である。あんな大きな戦闘艇が、街中に現れたのだ。ただ事では済まされない。何が起きようとしているのか、長い時間一人で考えているため、時間が経つことを忘れてしまっている。実際、もう皆起きて何かしている音がする。クウが居る部屋のドアが急に開く。そこには、若い女性とジルがいた。その女性は誰なのかジルに尋ねてみた。女性の名はアラン。ジルの娘で、クウが山賊から助けた女性である。どうしても、クウにお礼と謝罪が言いたかったらしい。ジルがまだそっとしておいた方がいいと言ったが、聞かなかったため、仕方なく少しだけという事で、許可を出したということらしい。
「あの・・、この前はあの・・ありがとうございました。えと、そのせいで・・・こんな傷まで負わせてしまって、本当にすいません。」
「自分でしたことなんですから気にしなくて良いですよ。それに、もう痛くないないと言ってしまえば嘘になりますが、ほとんど傷は治ってきてるみたいですから。」
傷が治ってきている事は本当のようである。驚くべき回復力である。だが、アランはまだ直っていないのに、自分を安心させようと言っているに決まっていると思い込んでいる。まだ顔が和らがない。そんなアランの様子を気にしているクウはなんともいえない顔をしている。一時無言の時間が続いた。重い空気がその場を包み皆どうすれば言いか分からなかったが、ジルが、クウはまだ休まなければいけないと言い娘と部屋の外に出ようとすると、クウが少しお願いがあると、ジルを呼び止めた。
「何ですかな、お願いとは?まさかとは思いますが、娘をくれなどと言いますまいな。」
クウは笑いそうになったが、笑わない様にし、それはないとジルに伝える。その後すぐ、本題に入ろうと、ジルに言う。
「お願いはね、娘さんを下さいじゃなくて、山賊の事について教えてくれるかなってこと。いつ現れたとか、そんな事でいいから。無理?」
「山賊のことですか。分かりました。お話しましょう。少し長くなるので、飲み物を持ってきます。」
そう言うと、部屋をあとにした。
う〜〜ん、なんだか下手でダメダメですね。もう少し勉強してから書くべきでしたね。まぁ書いてしまったからにはしょうがないので、最後まで頑張ります。