夢?実話?
クウは、村の娘をさらって行こうとした山賊を切り倒した。そのおかげで、他の山賊と戦う事に・・・。
山賊のお頭らしき人物が、一時は戦いを中断させる。だが、今度はこの人とクウが戦う事に!
クウは必死に戦ったが・・・、この男に剣ごと斬られてしまう。
エターナル・アース。それは、クウが今まで住んでいた世界。そして・・クウが居なくなってもなお何一つ変わろうとはしない世界。だがそんなエターナル・アースに異変が起きる。
クウが住んでいた街の上空、いつもと何も変わらず雲がゆったりと流れる。だが突如巨大な戦闘飛行艇が姿を現した。街の住人は興味を示し、大変な騒ぎ事になった。あれは何処の船なのか。何故ここに着たのか。何処から来たのかも何をするために着たのか、誰もわからない。ある人物達を除けば・・・・。そのある人物達とは、クウがこの世界で最後に寄った駄菓子屋に集まっていた。その中には、当然あの老婆もいた。
「来たね。ありゃー何処の船かね?斬斗、あんた判るかい?」
斬斗と呼ばれた男性歳は20代だろう。その斬斗は微妙に笑い出だした。
「そんな事、俺に聞くことか?知ってるだろ、あいつらの目的も。なぁ、美徳。」
「そりゃそうだ。俺達の宿敵みたいな奴らだし。まぁ狙いは・・・、あの子達だと思うけど。」
美徳と呼ばれた女性は、斬斗より少し若い。だが何故か、男性のように話している。
「いやな力与えられたな・・。今後あの子達を取り巻く世界はどうなっていくんだろうな。」
「大丈夫じゃよ。わしらみたいな事にはならん。それに何のために他の世界に逃がしたと思う。一時でも時間を稼ぎ、力の覚醒確立を上げるためでしょ?私はそのためにここで毎日老婆の姿をしてたんじゃないか。」
口調が変わり、老婆の姿が斬斗達と同じくらいの若い女性の姿になる。
「仁羅、そう怒りなすんな。もうする必要はないんだし。あとは一時の間俺らが姿を眩ますだけだ。」
「そうだな。あと少し時間が必要だしな、時間が経てば迎えに行くだけだ。」
「だが、迎えに行っても(覚醒しきれてません)なんてごめんだぜ!まったく、面倒だ。でも・・、やらなきゃな。俺達の手で。」
「あぁ、俺達とあの子達の手で。」
・・・・急に場面が真っ暗になる。・・・・今まで聞いていた声とは違う声が声が聞こえてくる。それもすぐ近くで。
「ドル・・。こいつは大丈夫か?」
「わかりません。傷は塞がりましたが、・・・少々危険な状態ですね。」
「・・・そうか。わしの娘を助けたばかりに・・・。死なぬと良いが・・・。」
そう言うと、ベットによこになっている青年に目を向ける。その青年はクウだった。クウは今まで声がしていた方を見ようと、目を開いた。目を開いた先に中年で小太りの男性が立っている。男性は、少し驚き、一時して顔が柔らかく笑った。
「良かった。本当に良かった。丸一日意識がなかったから、死んでしまうのかと思った。生きていてくれてありがとう。」
男性は泣きそうなくらい、目を赤くしている。クウはわけが判らなかった。何故生きているのか、何故礼を言われるのかが。
今回出てきたキャラの説明(今の状況の)。
空:異世界の住人。主役です・・・。
斬斗:人の知らない事を何故か知っている者の一人。歳は20代。謎の3人。←の中で一番年上。
美徳:人の知らない事を知っている者の一人。何故かしゃべり方が、男勝り。
仁羅:人の知らないことを知っている者たちの一人。老婆に化けていた。謎の3人のうち一番年下。
中年の男性(名前決まってないので・・・):クウが助けた、女性の父。クウを助けた人。
ドル:医者(一応)。書いてませんが、↑の親友。