表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

英雄見参

作者: 脳燃焼

初投稿なので初投稿です。

「ヒーロー」

 

子供の頃、こうなりたいと憧れを抱いた存在


決して諦めず、人を助け、悪を打ち倒す、そんな存在


私の憧れたものは何だったか

絆を紡ぐ戦士達だろうか、

悲しみを背負う仮面の戦士だろうか、

大切なものの為戦う女の子達だったかもしれないし、

心優しき光の巨人だったかもしれない。


彼ら彼女らはみな正義の味方そのものな在り方で私を魅了した。

 

だが夢はいずれ覚める。だんだんと大人になるにつれてその憧れは過去のものとなる。 

幼い日に抱いた輝かしい理想は、暗く冷たい労働と娯楽のみの怠惰な日常をより強く意識させ、私の心を苛むのである。




時は西暦2050年、突如として世界全土で異形の怪物達が発生した。

その力は恐るべきものであり、現代兵器のみでは排除する事が叶わず、各国は連携を摂るどころか自国の防衛で手一杯な状況にまで追い込まれた。


しかしここで人類にとって追い風となる出来事が発生する。

超常的な力を扱うことの出来る物品が発見され始めたのである。


発見当初それらは既存の文明によるどのような道具とも形状が微妙に一致しない用途も使用法も不明な謎の物品として扱われており、一部では怪物の現れた先の世界で使われている道具なのではとの説も囁かれ、危険物として保管されていた。


だが、ある日とある研究者がそれらを手にした際にその用途及び使用法が判明する。

研究が行われたのではない、触れた直後にその用途及び使用法を説明することが出来たのだ。

彼によると、触れた瞬間にまるで忘れていたことを思い出すかのように理解できたとの事である。


現在では対獣兵装と呼ばれるそれらは起動することで様々な異能の力を振るう事が出来た。


そして対獣兵装を用いて戦う者たちの姿は人々にヒーローの存在を思い出させたのである。




そして私も、その姿に憧れ同じ戦場で戦いたいと、そう思ったのだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ