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いつかの夢
可愛いモノが好きだった。
ハートのネックレス、ピンクのリボンに白のレース。
全部全部大好きだった。
ボクは男の子だったけど、可愛いが好きで好きで堪らなかったから可愛い女の子の格好をしていた。
でも、受け入れて貰えなかった。
それどころかイジメられた。
可愛いが嫌いになりそうだった。
ボクと言う存在が怖くて気持ち悪くて仕方なくて、
そんな時君達が助けてくれた。
でも、ボクは限界だった。
限界で疲れて眠ってしまった。
ー次に目が覚めた時、世界は“モノクロ”だった。