第五十一話 マモンとの決着
小説を読んで頂きありがとうございます。
「お前のやったことを俺は許さない。」
光希はマモンから目を離さずに断言した。
その後、光希の姿はマモンの後ろにあった。
「…っ!!」
「はぁぁっ!!」
破裂音が音が響き渡る。
それの少し後に爆発音が遠くの方から聞こえてくる。
光希はマモンに蹴りを入れた位置からは動いていない。
しかしマモンはその場にいなかった。
元いた場所からかなり離れたところで、膝をついていた。
見ただけでかなりのダメージを受けていることがわかるほどであった。
「まさか天と魔の力が合わさるとここまで昇華されるとは、予想外でした。」
「まだ口を開けるのか。少し加減をしすぎたな。」
少し気だるそうに話す光希はさっきまでとは少し別人の様に見えた。
「早く終わらせる。無駄に疲れさせるな。」
「それは魔のものの感情ですか。強さや己に対しての感情が強く他のものへの関心が薄い様子。今までの貴方の感じとは違う。どうやら引っ張られている様ですね。」
「…うるさい、黙れよ。」
ドゴンッという爆発音とともにマモンの姿が消えた。
音の発生源と思われる大きく陥没した地面の中心にマモンはいた。
「ヴッ…ゴフッ。」
防御もとれなかったマモンはなんとか倒れずにいたが威力が強かったため、マモンの口から血が吐きだされた。
それを冷たい目で見る光希がゆっくりと近づいて行き漆黒に染まった左腕をマモンへと向けて言った。
「これでおしまいだ。マモン。」
「はっ、アスモを見捨てたからですかね。悪運もつきましたか。」
マモンと光希が睨み合い対峙する。
「まさか、このようなことがあり得るとは。貴方はやはり早めに消しておくべきでしたね。」
「貴様はここで倒す。」
そう言った光希の左腕から黒い炎の様なオーラが出たと思った瞬間、マモンが黒い炎に包まれた。
しばらくマモンの叫び声が響き渡り、その後炎が消え風にのって灰となったマモンは消えていった。
マモンが消えたのを確認すると光希はその場から離れた。
しばらくするとマモンによって張られていた結界が崩れていき元の世界へと戻っていく。
「…なに、あれ。あれが騎士様?でもあの感じは悪魔と同じ感じ…。」
「いったいどうなってるの…。」
遠くで見ていたジエルとリエルは元の世界へと戻っていく、自分たちの思っていたものが本当にそうなのかと疑念を持ちながら。
小説を読んで頂きありがとうございました。
今後は更新が不定期気味になります。
申し訳ありません。
次話もよろしくお願いいたします。




