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第二十八話 対処と再来

小説を読んで頂きありがとうございます。

朱美(あけみ)に許可をもらった後、普段は姿を見せなくする天使の能力で隠れていることを約束したハエルと光希(みつき)は、他にも普段は光る球体の状態でいること、知っているものだけの時は人の姿にもなってもいいと取り決めた。

翌日、ハエルと合わせるべく光希(みつき)達は桜崎(さくらざき)はるを新木家に呼んで午後から集まっていた。





「はるちゃん、この子が天使のハエルよ。光希(みつき)の護衛のようなこともしてくれてるの。」


「どうも、光希(みつき)さんと契約を交わし悪魔から守るための身辺警護をしております。ハエルです。以後お見知り置きを。」


「私は桜崎(さくらざき)はるです。こちらこそよろしくお願いします。……あの、本当に天使さん?なのですか?」


「えぇ、このように。」


「うわぁ、本当に朱美(あけみ)ちゃんの言ってた通りだ。丸くなったり人に変身できるんだね。」


「サラッとやるのな。ハエル。」




光希(みつき)のツッコミを無視したハエルは桜崎(さくらざき)はるに自己紹介をして、天使の証明として光る球体となりまた人の姿に戻るところを見せた後、悪魔についての話をするのであった。




「〜というわけなのです。大罪の種を人間に植え込み悪魔達はエネルギーをその種から得て(みずか)らを強化します。その対象として光希(みつき)さんは狙われたのですが、現在は私達天使によってほぼ無害な状態まで抑えられておりますのでご安心を。」


「そうだったんだ。光希(みつき)くんも危なかったんだね。けど、良かったぁ今は大丈夫なんだよね。もし光希(みつき)くんが危ない状態だったらどうしようかと思った。後私ハエルさんの悪魔と契約して存在を失った人の話を聞いて私ももし光希(みつき)くんが今も危ない状態だったら、悪魔に契約をしてでも光希(みつき)くんを助けたいと思っちゃうのは少しわかっちゃうかも。だって私もあと少しで悪魔と契約をするところだったから。」


「はるちゃん…。」


「確かに、あなたは悪魔から狙われる対象になったでしょう。なぜならあなたに天使のカケラがあり、あなたの親にはあなたを狙って大罪の種が植えられていましたから。」


「えっ。」


「嘘っ、そうだったの!じゃあ、はるちゃんのご両親が急に喧嘩して仲悪くなったのってまさか!」


「えぇ、大罪の種のひとつ『嫉妬』の種を植え付けられていたからです。このことはあなた方が悪魔と交戦した後に分かったことですが。その後、あなたの親は以前の状態へと戻って行っていると思われます。いかがですか?」


「う、うん。確かにお父さんもお母さんも今は少しずつだけど、前みたいに話せるようになってきてるよ。」


「それは私達天使の力があなたにも宿(やど)ったためです。常に近くに天使の力がある状態では悪魔の生み出した大罪の種の力は失われていきますから。」


「そうだったんだ。でもそれだと、例えば私がこれからもお父さんとお母さんと一緒に過ごしていないとまた前みたいに喧嘩をするようになってしまうってことなの?」


「はい、今のままではそうなります。大罪の種は完全に除去しなければ、何度でも成長しようとしますから。」


「ちょっと待って、じゃあ光希(みつき)も何かあったらまた危ない状態になっちゃうってこと?」


「いいえ、光希(みつき)さんは少し違います。彼の場合は少しイレギュラーなところがありますから、それに光希(みつき)さんに対しては私もついていますので安心していただいて大丈夫です。」


「だから大丈夫だっていってるじゃん、朱美(あけみ)姉。」


「そう、ならいいんだけど…。あっ、ごめんなさい、はるちゃん。私つい、今ははるちゃんのご両親をどうするかだね。」


「ううん、大丈夫だよ、朱美(あけみ)ちゃん。ハエルさん、私のお父さんとお母さんを助けるにはどうしたらいいのか教えてください。」


「分かりました。では、まずどちらかが大罪の種の持ち主であるかを見極めるところからになります。大罪の種を植え付けられた方が分かればその方から私が直接大罪の種を摘み取ります。それで今回の件は解決いたします。」


「…思ってたより簡単な方法なのね。」


「うん、私もお父さんとお母さんどっちかが何かされるのか危ない目にでも遭うんじゃないかと思ってた。」


「いえ、それは人間が大罪の種を対処しようとした場合のみです。私のような天使がいればそのようなことは済まずに会ってその方から種を取るだけで終わります。」


「なるほど。でも、その時その人には何も危ないことはないの?」


「はい大丈夫です。そちらに関しては問題ありませんので。」




ハエルからの話ではるの両親から大罪の種を除去する方法を光希(みつき)達3人で聞いていたとき、ふとハエルが何かに反応するような動きをした。




「どうしたんだ、ハエル。急に外を見て。何か感じたのか?」


「今この付近で前回暴れていた女の悪魔の気配を感じ取りました。」


「「「っ!!」」」


「おそらく狙いはあなた方です。あの女の悪魔は何かを思考するよりも行動をするタイプのようでしたので。」


(リベンジに来たか、アスモデウス!)




光希(みつき)達が大罪の種をどうにかしようと話し合っていた時に、『邪淫(じゃいん)』の種から生まれた悪魔アスモデウスが人間の世界へと現れた。




「あの時とは違うわよ。次は絶対に殺してやるから、天使の犬共が。」




ルシフェルとマモンにやって姿の変わったアスモデウスは、以前よりも力が増しており再び光希(みつき)達と戦うことにより執着していたのだった。

小説を読んで頂きありがとうございました。

次話もよろしくお願いいたします。

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