幕間 大罪の種
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ルシフェルは分身体を光希によって失ってから外の情報は分身体が植え付けた大罪の種の周辺から得るしかできなくなっていた。
(嫉妬の種はもうダメだな、近くの天使の力によって浄化されかかっている。チッ、あの女あのあと天使の力を解放しやがったな。アスモデウスが戦ったうちの1人があの女だったんだろう。他の傲慢と暴食は育っているが怠惰からは何も感じない、ということはあの男からは消えたということか。クソッ!なぜ気づかなかったんだ!やはりあいつはあの時に消しておけば良かった!あの時邪魔さえされなければ今よりもっと力が戻っていたはずなんだ!…まぁ良い、マモンのやつが早くあいつを消せば俺も動きやすくなる。そうすれば大罪の種から直接力を得て少しでも復活をしてみせる。あの2人には邪淫と貪欲の種を使って生み出したのだから役に立ってもらうぞ、アスモデウスにマモンよ。役に立たないならばお前達は不要だからな。)
そう考えてルシフェルは未だ手に持っている『憤怒』の種を見て口角を上げた。
(最悪こいつを使えば力は取り戻せるだろう。いうことを聞かないのが面倒だが、力を取り戻した際にこいつも消せば問題ない。最後には俺だけが存在すれば良いのだから。)
ルシフェルの思考には他者のことは一切考えることなく己だけが良ければ良いという悪魔というにふさわしい考えが浮かんでいた。
(待っていろよ神よ。俺がお前に地獄を見せてやる。)
そう言って微笑むルシフェルの顔は悪魔の微笑みというにふさわしい顔だった。
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