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第十九話 吐露

小説を読んで頂きありがとうございます。

光希(みつき)が強化トレーニングをハエルとするようになってしばらくした頃、光希(みつき)の姉である朱美(あけみ)は最近の光希(みつき)の行動を不審に思っていた。



(なんだか最近よく出かける様になって帰ってきたらボロボロになってたりしてるし、一体何をしてるのかしら。まさか、悪い人との付き合いとかじゃないでしょうね?もしそうなら止めないと。)



そう思いこないだも光希(みつき)を問いただしたりしたのだが、光希(みつき)



「大丈夫だよ。朱美(あけみ)姉や桜崎(さくらざき)先輩がこないだの悪魔に襲われた時みたいに何もできないより、自分も何かしらできる様にと思ってトレーニングしてるだけだから。」



そう言ってトレーニングとやらに出かけていったのだ。



(私達に何かあっても光希(みつき)は何もできないじゃない。むしろ私達が光希(みつき)やみんなを守る方なんだから。)



そう思い朱美(あけみ)光希(みつき)が朝早くからトレーニングに行く週末に、自分もどうにか強くなる様にトレーニングをしようと考え桜崎(さくらざき)はるにも声をかけて新木家の自室に集まっていた。



光希(みつき)くんそんなこと考えてトレーニングしてるんだ。」


「そうなのよ。トレーニングしたって一般人があんな悪魔に何もできることなんてないのに。逆にすぐに逃げてくれないと困るわよ。何かあったりしたら嫌だし…。」


「そうだね。けど、ちょっと嬉しいかも。どうにかしてくれようとする気持ちは。朱美(あけみ)ちゃんもそう思うでしょ?」



そう言われた朱美(あけみ)は、困った様な顔をしつつもこくんと頷き吐露(とろ)するのであった。



「まぁそれはそうだけど…。けど危ない目にはあってほしくないのよ。今の光希(みつき)はなんだか昔と変わったのよね。昔はもっと今より怖がりで頼りない感じだったんだけど、今はなんか突き進んでいく強さがあってなんか時々頼り甲斐のある感じに見える時なんかもあって姉ながらもカッコ良く思えちゃうのよね。これが男の子の成長かぁなんて思ったり。知らない間に急に成長して。そこが嬉しい様なちょっと寂しい様なと思ったり。」



そういって朱美(あけみ)はふぅと息を吐いて机に置いていたお茶を一口飲んだ。そんな朱美(あけみ)の話を聞いて桜崎(さくらざき)はるは口を開く



「私は兄弟がいないからそういう話は羨ましく聞こえちゃうな。私もそういったことを感じてみたいなって、人の成長を幼い頃から観れるのってすごいことだと思うの。その成長を実感できるのは、その人との長い付き合いの証明みたいなものだと思うし。その人のことをそれだけ大事にみていたということにも思えるしね。私はそれだけ朱美(あけみ)ちゃんが光希(みつき)くんのことを大切にしてるって思えた。だから羨ましいの。」


「そっか、そういうふうにも思えるんだね。うん、そうだね。私にとって光希(みつき)は大切な存在だしもうあの時の様な、光希(みつき)を諦める様なことはしたくない。だから私はもっと強くなって光希(みつき)を心配なんてさせないほど強くなってみせるんだから!そしてみんなを守る!」


「うん。私も強くなって光希(みつき)くんやみんなを守れるようになるよ!」


「よし!じゃあさっそく、そのことについて考えようと思うんだけど、そもそも私達の力ってどういうふうに使うのかよくわかってないのよね。」


「ん〜戦っていた時はなんとなく「これだっ」と思って動いていたから、あまりよく分かってないよね。」



うーんと2人で変身した際の力の使い方について悩んでいたところ、突如窓がバッと開きその窓のところに不思議な雰囲気のクリーム色の鳩が降り立ってきた。

いきなり窓が開いて驚いていた2人は窓にとまった鳩の不思議な雰囲気に警戒しつつ、いつでも動ける様にしていたのだが鳩の言葉を聞いてその警戒を解いたのだった。



「あなた達に力を渡した私なら、あなた達の力の使い方を教えて差し上げることができます。いかがでしょうか?新木朱美(あらきあけみ)桜崎(さくらざき)はる、いやジエルとリエルといった方がよろしいでしょうか?」



初めは警戒した2人だがその姿と声でその鳩が1度出会ったことのある鳩だと思い出した。その不思議な雰囲気の鳩は朱美(あけみ)とはるに力を与えた鳩であった。

小説を読んで頂きありがとうございました。

次話もよろしくお願いいたします。

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