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3.弱点を突かれ、前言撤回する

「「「これから宜しくお願いしますね!お兄(様!)(ちゃん!)(さん!)」」」


三姉妹が元気な笑顔で俺に言葉を放った


「えっ!俺、、私が兄ですか!?」


「はいっ!長女の私が〈12月10日〉生まれなので兄様の方が歳上です!」

三姉妹の長女、冬喜さんはそういうと俺に向かって兄を見るような目で笑顔を向けてきた。


どうしよう・・・俺は関わらないって決めたのに何故か懐かれて?しまった。


「私達三姉妹だからずっと甘えられる兄が欲しかったの!」

三姉妹の次女、夏樹さんが席を立ち俺の横に来た。


「仲良くなって良かったね葵さん」

「ええあの子達も嬉しそうです♪」

父さん達が嬉しそうに話をする。


どうしようこのままだと静かな生活が崩れていく気がする……

思い切って話すか?……話すか!話しちゃおう!


「あ、あのね3人とも」


「「「はい!なんですか!」」」


そんな笑顔を向けてきたら話しにくいじゃないか!


「あの〜私は、ちょっと自分の考えがありまして…その〜静かな生活を送りたくて、ここにくる前にみんなに関わらないようしようと決めたんですけど、、、」

俺の言葉を聞いた3人は今にも泣きそうな表情になる。


「私たちが妹じゃダメなんですかッ!?」

三姉妹の三女春希さんが我慢できずに泣きながら俺に聞いてくる。

他の二人も今にも泣き出しそうだ。


「お、落ち着いて!そう言うわけじゃないからね!」


ど、どうしよう春希さんが泣き出してしまった、俺は自分で言うのはなんだが、相手に泣かれたり、一生懸命お願いされると引けないのだ。

そんな顔をしないでくれ!俺が悪いみたいじゃん!(原因は俺だけど〉


「…ぐす……グスッ……」


くっ!ダメだ、罪悪感に押しつぶされてしまう………


「っわかったよ俺が悪かった、前言撤回します!」

俺は陥落した……


「……グスッ……ふぇ?…」


「私が悪かったから泣き止んでくれ、今日から私が君たちお兄さんだ」

俺はそう言いながら春希さんの頭を撫でる。


「…グスッ…本当ですか?」


「あぁ本当だよ」


「じゃあ名前呼んでくださいは・る・き!って!」


「は、春希?」


「はいっ!あと姉さんたちも呼んであげてください!空気になってます!」


「は、はい」

俺は謎の圧をかけられ返事をする。


「えっと…冬喜?夏樹?」


「「はいっ!お兄(様!)(ちゃん!)」」

二人は泣きそうな表情から幸せそうな表情に変え、返事をする。


「えっと、これから宜しくね?」


「「「はい!」」」


「あと敬語をやめましょう!家族なんですから!」

と、冬喜さんが提案してくる。


「そ、そうですね、私たちは…いや俺たちは家族だからな」


「おお!お兄ちゃんが敬語をやめた!」

夏樹がぴょんぴょん跳ねている


「じゃあこれから宜しくね、冬喜、夏樹、春希」


「「「はい!宜しくお願いします!!」」」




「あっ、あと僕と楓の名字変えるから」

父さんはふと呟く。


「え?」






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