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2.顔合わせ

俺は勉強をしている手を止め時計の針をみる。

朝起きたのはいいが顔合わせの時間まで余裕がありすぎる為、俺は勉強をしていた。


「16時15分か、そろそろ準備をするか」


父さんに言われた待ち合わせの時間は18時、ホテルまでは徒歩30分の場所にある。

俺は体力作りの為、外出時は大抵歩きで移動している。


「髪どうしよう…」


俺は肩下まで伸びた自分の髪を触りながら考える。

どうしようか…男なのに髪が長かったら気持ち悪がれるだろうか。

いや、関わらないから関係ないよな。


「シャワー浴びよ、」










俺はシャワーを浴び終え、服に着替えようとするが、ちょっとした問題が起きた。


「何を着ていけばいいんだ?」


俺は父さんに「何を着ていけばいい?」とメッセージを送ったら、『学校の制服でいいぞ、他の子達も制服だし』と返信がきた。前制服を着たのはいつだろう?と俺は考えながら制服に着替える。


「そろそろ行くか」


俺は髪を軽く下の方で結ぶと自宅をから出た。










街中を歩いていると俺に視線が集まってしまう。


「久々に外に出たからすっかり忘れていた。俺の見た目、目立つんだった…」


仕方なく俺はその目線を気にしないようにホテルを向かう。






ホテルに着くと玄関口で父さんが待っていた


「おーい楓!」

「大声出すな恥ずかしい」

「すまんすまん久しぶりだからつい、元気にしてたか?」

「それより向こうの家族は来てるのか?」

「無視かよ、、ああ、もう来てるぞ。楓が最後だな」

「そうか…」

「んっどうした?緊張してるのか?」

「いや、別に…」

「ハハハ、恥ずかしがるなよ」

「はいはい、ほら行くよ」


俺は父さんとレストランに向かう。















父さんが案内してくれた席に着くと、そこには再婚相手と思われる女性とその周りを囲うように連れ子と思われる美少女が3人座っている。そして、全員“髪が銀色”だ。


「待たせてすまない、それじゃあ全員揃ったことだし、自己紹介をしようか」


席に着くと父さんが張り切った声で喋り始める。

再婚相手と思われる女性が手を挙げ話し始めた。


「初めまして、私が楓くんの新しい母親の【四条葵しじょうあおい】よ。宜しくね〜」


葵さんは高校生と言われても違和感の無い若々しい女性であった。


「私は葉月楓といいます。父さん…いえ明人さんの子供になります。宜しくお願いします」


「礼儀がいい子ね〜ほら、あなた達も自己紹介して〜」


「私は【四条冬喜しじょうふゆき】です三姉妹の長女で高校2年生の16歳です。これから宜しくお願い致します」


礼儀正しい彼女は、銀髪のロングヘアを揺らしながら挨拶をしてくる。


「はいは〜い次は私ね、私は【四条夏樹しじょうなつき】って言いま〜す!三姉妹の次女で高一の16歳です!これから宜しくお願いしますね!」


元気がいい彼女は、銀髪のポニーテールを元気よく揺らしながら挨拶してくる。


「私は【四条春希しじょうはるき】って言います!三姉妹の三女になります!中学3年生の16歳です!こ、これから宜しくお願いします!】


緊張しているのか声を上げて誤魔化してる銀髪のショートカットの女の子が挨拶をする。


「これから宜しくね冬喜さん、夏樹さん、春希さん」

俺は三姉妹に挨拶をする。


「僕のことはみんな知ってるかもしれないけど、葉月明人はつきあきとと言います、これから宜しくね。何か質問はあるかい?」


父さんはそういうと席を見渡す。


「あの〜」


「何かな?冬喜ちゃん」


「その〜楓さんの性別は?」


「え?私は男ですが…」


「あっ!すみません!男なのか女なのか分からなくて…」


そういえば今は髪が長いし、そういえば髪が伸びはじめてから女の子に間違われる事が少々あったな…。


「大丈夫ですよ、よく間違われますから」

俺は笑みを浮かべながら答える。


「は〜い私も質問していいですか!楓さんは何歳ですか?」

と春希さんが質問をしてくる。


「私は今、高校2年生で16歳ですよ」


「「「え!?」」」

三姉妹が驚きのような声を上げる。


「な、なにかおかしかったですか?」

俺は驚いている三姉妹に聞く。


「あっあの!楓さんって誕生日いつですか!」

冬喜さんがむずむずしながら聞いてくる。


「私は11月4日生まれですよ?」


それを聞いた三姉妹は喜びを抑えられないような笑顔で俺に言葉を放った。


「「「これから宜しくお願いしますね!お兄(様!)(ちゃん!)(さん!)」」」








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