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プロローグ

初投稿です

下手くそですが、楽しんでくだされば嬉しいです。

春の暖かさが夏の暑さに変わろうとしている5月下旬、住宅街にあるマンションの一室で白い髪に青い瞳をした青年がフライパン片手に、何やら悩んでいた。


「どうしよう」


と呟く俺、【葉月楓(はつきかえで)】は今重大な問題に直面している。

なぜ、こんなにも悩んでいるのかは一本の電話から始まる。






















『プルルルルプルルルル』とスマホが鳴った音がした。

フライパンの手を止め、スマホを覗き込むとそこには【葉月明人(はつきあきと)】と言う名前が出ている。

電話をかけてきた相手は父さんだ。

俺はちょっとだけその名前に驚いてしまう。

というのも父さんは海外で仕事をしており、忙しいらしく滅多に電話をかけてこない。


『父さん再婚することにしたんだ』

「ふぁ?」


電話に出た瞬間聞こえた一言に驚いて変な声が出てしまう。というか一言目がなんで『父さん再婚することにしたんだ』なんだよ。他に選ぶ言葉があっただろ『久しぶり』とか『元気にしてる?』とかあるだろ。


「え、再婚?本当?」

『本当だぞ楓』

「えっと…とりあえずおめでとう」

『認めてくれるんだな』

「そりゃ父さんに新しい春が来たんだから。で、お相手は?」

『父さんの同僚』

「同僚ねぇ、もう一度言うけど、おめでとう。」

『ありがとう楓〜。あと明日顔合わせするから父さんも日本に帰るぞ』

「あ帰ってくるんだ…って明日!?」


ふざけたこと言うこのおっさん、明日顔合わせ?明日、俺が予定あったらどうすんの?

まあ友達もいないし無いけどね!


『楓は友達いないから予定ないよな〜』

「なんで心の中読んでくるのさ」

『そりゃ何年一緒いたと思ってんだ!』

「あなた仕事で家にほとんどいなかったよね」

『まぁまぁ落ち着いて、顔合わせなんだけど向こうにも連れ子がいるから仲良くしろよ〜』

「は?連れ子?ちょっと待て、俺は、」


俺は人付き合いが苦手だ。


『そりゃあ楓が苦手なのもわかる。だからこそ仲良くしてほしいんだ楓の為にも』

『………』

「っわかったよ、わかりましたよ、頑張りますから」

『ありがとよ楓。明日の18時に〇〇ホテルのレストランに集合な、ちなみに連れ子は楓と歳が近い三姉妹だから』

「あいよ…っておいちょっと待t」

『ばいば〜いおやすみ』

「えっ!ちょっと待っ」


プープープープー


電話が切られた音だけが鳴る。再婚か…父さんに迷惑はかけられない、ってか連れ子がいて三姉妹って……俺、仲良くできないと思うんだけど?


「どうしよう」







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