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株の買い方について

今回は株の購入法方について記述していく。

購入方法と言っても、購入希望の株を選び数量、指値、成行、金額などを選ぶなどの説明ではない。

そんなものは各社証券会社のヘルプを見て調べてほしい。


今回のテーマは複数の株を所持する場合の株の選び方の話だ。


結論から書くと

『一点集中しない』

この一言に尽きる。


1つの株を集中して購入してしまうと、株価が上がった時は良いのだが、下がった時に取り返しのつかない事態に陥る危険性がある。

よって、購入する株は分散する必要があるのだ。

勿論、これは株の話に限った事ではない。

投資先についても株だけではなく、分散可能ならば分散した方が安全なのだ。

投資先にも(きん)、土地、外貨など色々とあるのだが、本作は株式運用がメインテーマなので株についてのみ話を進める。


とは言え、単純に分散すれば良いと言う簡単な話ではない。意識して出来る、無理のない範囲内での分散は必要だ。

とりあえず1つの株を持つことが目標ならば、1種類だけ購入すれば良い。無理に1種類購入可能な資金を2種類以上に分割する必要は無い。

但し、将来的に2回目、3回目と購入する機会があるならば、所持している株以外の株を視野に入れて考えた方が良いと言う話だ。


分散先についても単純に他の株にすれば良いと言う話でもない。


会社を別の物にするのは当然だが、業種も変更した方が良い。

今回の流行り病で理解した人も居るとは思うのだが、1つの業界が危機的状況に陥る事もあるのだ。


他にも、場所も変えた方が良い。場所と言うのは本社のある場所、何処をメインとして事業を行っているかなどだ。

これは47都道府県全部を購入すると言う訳ではない。

日本は災害大国なので大雑把で良いので拠点は離れた位置に有った方が良いだろう。

例えば、北海道、沖縄、東北、関東、関西、北陸……などなど

これについてもここまで細かく分ける必要もない。極端な話、関東、関西など距離があれば2種類程度でも問題は無い。しかし、多いに越したことはない。

購入可能ならば、国内だけではなく国外へ目を向けるのもありだ。


決算月も異なるものを選択可能なら選択肢に入れるべきだろう。

全体を通しての話になってしまうのだが、数種類の株を所持する事になったと仮定し、全所持株の決算月が同じだった場合、決算の翌月は配当目的などで購入した人が離れ株価が下落する事が多々ある。

1年を通してみれば株価に変化はない場合であっても、一月(ひとつき)単位で見た場合ショックを受けるくらい下がる事も有る。

こう言った事態を避けるためにも決算月(権利落日)を異なるものを選んでおいた方が全体平均の乱高下を避ける事が可能なのだ。

とは言っても平均は所詮平均なので、個々の株式運用の見直しは勿論必要となる。


見直しと言っても悪材料も無く、理由を調べてみたが下落した理由が不明な場合や多少下がった程度では早急に投資先を変更する必要もない。

年単位で考えるとそう言う事もあると言う事だ。理由が不明な場合、戻る事も多い。楽観視して放置するのは勿論良くはないのだが、多少の下落の場合、何時如何(いついか)なる理由で高騰するかも分からないのだ。自分の許せる範囲を設定し、範囲内ならばドッシリと構え慌てふためかないと言う事も重要だ。逆に、理由もなく株価が上昇している場合はその後株価が下落する可能性があるので購入する金額、タイミングにつては十分に考察する必要がある。

許容範囲については、配当額や運用予定年数などを加味しマイナスにならないように設定すると良いだろう。


他にも分散出来る条件は多々あるのだが、言い出すとキリがないのでこの話は終了とさせていただく。

最後に強いて1つだけ言わせていただけるのなら、分散先は所持している株よりも関連性の低い株を選んだ方が良い。関連性の低い分、連鎖的に被害が拡大する危険性が低く安全性が高くなると言う事だ。

例えば、食料品関連の株を所持していた場合、物流関連の株を買うよりも金属関連の株を持っていた方が関連性の少ない分、被害が連鎖する恐れが低くなると言った感じだ。逆に食料品関連の会社が潰れた場合、物流関連の会社は取引先が無くなってしまう為に業績が悪化してしまう可能性があると言う感じだ。

これはあくまでも例えなので、食料品関連株を持っていた場合、次は金属関連株を買えば良いと言う話ではない。

医療、電気、通信、石油 etc...。自分で考える事の出来る範囲で関連性の薄そうな株、尚且つ必要な(欲しいと思う)株を選択すれば良いのだ。

株を選定する時に1種類に限定せず、数種類を選出し、その中からベストだと思う株をじっくりと選ぶと言う事が大切になってくるのだ。


分散方法については、優待を受けられる最低株数を確保する方法や、購入予定の株を同数購入する方法、購入数ではなく同金額分購入する方法など色々あるが、それぞれメリット、デメリットがあるので各々が自分に合った(または管理しやすい)方法で分散するのが良いだろう。


と言った感じで今回は株式運用を考える場合、一点集中での購入は極力控え、リスクを分散させる為に購入する株は考えましょうと言うお話でした。

次回は購入後の話。個人的にやった方が良いと思っている事、やらない方が良いと思っている事を少し記述していく予定。


次回予告……

『株購入後の立ち振る舞いについて』をお送りします。

乞うご期待!?

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