社債とは何か?
今回は社債の説明。
早速本題。
まずは言葉の意味から。
goo辞書に取り敢えず頑張ってもらいましょう。
社債とは?
株式会社が広く一般から長期資金を調達するために発行する債務証券。(goo辞書より一部抜粋)
分かるような分からないような。となった時は難しい単語を再度辞書で引くのがオススメ。
債券(債務証券)とは?
国・地方公共団体・独立行政法人・事業会社などが、資金を調達する際に、元本の返済や利子の支払いなどの条件を明確にして発行する有価証券。(goo辞書より一部抜粋)
有価証券とは?
財産権を表示する証券で、権利の移転・行使が証券でなされることを要するもの。(goo辞書より一部抜粋)
有価証券が少し分かり難いので有価と証券に分けてみましょう。
有価とは?
金銭上の価格があること。(goo辞書より一部抜粋)
証券とは?
財産法上の権利・義務に関する記載のされた紙片。有価証券と証拠証券とがある。(goo辞書より引用)
有価証券はザックリ言うと、金銭上の価値がある紙片(小さく切った紙)。
小切手や株券、債券、商品券などの事。
ここまで引くと証券と有価証券で無限ループするので簡単な言葉で『社債』を説明。
つまり、社債とは『株式会社が資金を調達する為に発行する元本の返済や利子の支払いなどの条件を明確にした紙片』の事。
電子化されてるから紙じゃない!!と言う細かいツッコミは無しの方向で。
とまあ、言葉的な意味での社債は理解出来たと思うので、少し社債について掘り下げようと思う。
社債と株券の違いとは?
結論から記述すると、社債も株券も資金調達の手段で同じようなものに感じるが別物。
社債は『借入金』
株券は『出資金』
の違いがある。
この2つの大きな違いは『返済義務』の有無にある。
社債は借入金(他者から借りたお金)なので『返済義務がある』
一方、株券は出資金(他者が出したお金)なので『返済義務はない』
つまり
社債は『借入金』なので『元本』と『利息』を受け取る権利のあるもの。
株券は『出資金』なので『配当金』を受け取る権利のあるもの。
となる
次に債券の種類について。
債券の種類は大きく分類すると『円建債券』と『外貨建債券』に分けられる。
円建債券をさらに細かく分類すると『公共債』、『民間債』、『外国債券』に分類出来る。
因みに、『公共債』と『民間債』の総称を『公社債』と言う。
分類方法は人によって異なる可能性もあるので今回は上記のような分類と言う事で。
以下、それぞれの特徴などを軽く説明。
・公共債
国や地方自治体が発行する債券。
公共債も『国債』、『地方債』、『政府関係機関債』の3つに分類する事が出来る。
・国債(個人向け国債、利付国債、割引国債)とは国が発行する債券。
『個人向け国債』
個人限定の国債。
固定金利(3年、5年)と変動金利型(10年)があり、最低金利保証(年利0.05%)がある。
1万円から購入可能で年12回(毎月)発行されている。
『利付国債』
年2回利子が支払われる国債。
2年、5年、10年、20年、30年、40年の期間がある。
他にも変動利付国債として15年、元金と利子が物価変動に連動して増減する物価連動国債として10年のものもある。
※上記の個人向け国債も利付国債ではある。
『割引国債』
所謂、国庫短期証券(短期国債)の事。
利子の支払いが無く、償還期限までの利子相当分が差し引かれた価格で発行されている国債。
満期時に額面通りの金額が償還される。
2か月、3か月、6か月、1年の期間がある。
・地方債
都道府県や市町村など地方自治体が発行する債券。
借入先は財政融資金や地方公共金融機構資金など様々だが、筆者の様な一般人には無関係なので割愛。
民間からの借り入れは『全国型市場公募地方債』と『銀行等引受地方債』の2つ。
後者は金融機関からの借り入れなので筆者などの一般人には関係のない話なのでこれまた割愛。
『全国市場公募地方債』
地方債のうち、機関投資家や個人投資家を対象に発行される債券。
地方債(5年債)の金利は一律0.01%。
地方債(5年債以外)の場合の金利は地方自治体によって異なる。
・政府関係機関債(政府保証債)
政府関係機関や特殊法人が発行する債券のうち、元本、利払いを政府が保証している債券。
個人向けに販売される事はほぼないのでこれ以上の説明は割愛。
・民間債
企業が市場から直接資金を調達する『社債』のほか、金融機関が根拠法に基づいて発行する。『金融債』もある。
社債には『一般事業債』、『転換社債』、『ワラント債』、『劣後債』、『電力債』など様々。
それぞれの説明は長くなるので割愛。
『一般事業債』
所謂『社債』として一般的にイメージされるもの。
『社債』の説明については初めにgoo辞書の力を借りて説明したので省略。分からない方は初めから読み直してください。
『転換社債』
正式名称『転換社債型新株予約権付社債』
事前に定められた条件で株式に転換出来る権利付きの社債。
『ワラント債』
ワラント+社債。
ワラントについては省略。
詳しくは『前回(57話)ワラント債について』参照。
『劣後債』
発行体が破産などをした場合、通常の社債に比べ、元本と利息の支払い順位が劣る社債。
リスクがある分、通常の社債より利回りが良い。
『電力債』
電力会社が発行する債券の一種。
一般担保(他の債権よりも優先的に弁済される権利)が付いている。
・外国債券(サムライ債、ユーロ円債)
市場や発行体、通貨のいずれかが国外であり、円建で発行する債券。
元本や利子は円で行われる。
外国債券のうち
国外の発行体が日本国内の市場で円建て発行する債券を『サムライ債』
国内外の発行体が日本国外の市場で円建て発行する債券を『ユーロ円債』と言う。
円建債券以外にも外貨建債券や仕組債などがある。
『外貨建債券』
利払いや償還金などを外貨建てで行う債券の事。
『仕組債』
金融派生商品などを利用して特別な仕組みを持たせた債券。
国外で発行される事が多い。
と少し長くなりましたが、ザックリとした説明でした。
ダラダラと記述するのも疲れるので、今回はこんな感じで終了。
社債の説明と言うよりは債券の説明になってしまった感が否めないが気にしない方向で。
と〆た所で雑談に入りましょう。
最近、知り合いと食事をする機会があったので、投資などをしていない一般の方がどの程度『社債』について知っているのか、記述する為の参考にする為、質問してみました。
筆者「突然だけど、社債って分かる?」
A「しゃさい?何か車に乗せるの?車載カメラ?」
筆者「……。あー……。うん。そんな感じ」
唐突に『社債』の話をした筆者にも責任はありますが、何か精神的に削られそうな雰囲気があったので筆者は別の話題に移りました(笑)
はい。本編が長かったので余談は短く終了!!
次回予告に移りましょう。
前回1話1話の繋がりが云々と宣っていた筆者ですが、早速今回から次回への繋がりが何も見いだせていません。
本当に計画性が無くて困ります(笑)
まあ、せっかく4月に突入したので『彼岸底、鯉のぼり天井』、『Sell in May』あたりのアノマリーをまとめる感じで4-6月間の傾向をチャートにしたいと思います。
彼岸から端午の節句までのチャートはどう動くのか!?
連休(GW)前に値崩れは起きるのか!?
などなど。過去のチャートを元に検証。
※多少、前々回の『節分天井、彼岸底』と被る部分もありますがご了承ください。
って事で、次回
『4-6月間の傾向とアノマリー』
をお送りします。
乞うご期待!?




