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ワラントについて

今回は久しぶりの解説回。

『ワラント』について軽く解説します。


それでは本編開始。



そもそもワラントとは?

新株買取権を与える証書。新株予約権証券ともいう。また、発行会社の株式を、定められた期間内に一定の価格で取得できる権利。(goo辞書引用)


※補足※

定められた期間を『行使期間』

一定の価格を『行使価格』

と表記する事もある。


ワラントの例としては

現在の株価:1000円

行使期間:10年

行使価格:2000円

の様な形になる。


ワラントのメリット

・割安で株を購入出来る()()()がある

行使期間内は行使価格が決まっているので株が割安で購入出来る可能性がある。

あくまでも可能性。

メリットは行使価格よりも株価が上昇する事が前提。


ワラントのデメリット

・権利が行使出来ない()()()がある

株価が行使価格以上にならなければ権利の行使が出来ない。

権利の行使が出来なければ少ない金利のみの受け取りで終わってしまう。

企業側も株が購入されない事で資金調達が困難になる。


メリットもデメリットも可能性の話。

株価が順調に上がればメリットがあるし、鈍化や下落すればデメリットがある。

そんなシステム。

どちらにせよ、先の株価次第で決まる。

企業の成長などが重要になってくる。


とまあ、ザックリとワラントの説明も終了したが、通常のワラントは特に問題はない。

だが『MSワラント』テメーはダメだ!!

って事で、文字数稼ぎがてら筆者が手痛いマイナスを出した『MSワラント』の話もついでに。


MSワラントとは?

Moving Strike Warrant(ムービング・ストライク・ワラント)の略。

『行使価額修正条項付新株予約権』とも呼ばれる制度。


通常のワラントとの違いは権利行使時に一定の割合減額する条項が付いている点にある。

なので、頭に『行使減額修正条項付』との文言がある。


これは基本的に行使時の株価を減額する制度。

つまり、行使時点での株価の終値が1株1000円で10%減額の場合は900円で購入可能。

1株2000円の場合は10%減額で1800円。

1株900円の場合は810円と言った感じになる。

前日終値の10%前後の減額のケースが多い。

一応、行使価格の下限も設定されているので、株価が下がり続ける事は考えられないとされているが、下限はかなり低く設定されている事も多いので、MSワラントを知らない人が想像している以上に暴落するケースも見受けられる。


MSワラントの問題点

・MSワラントは証券会社やファンドなどへの割当

個人投資家がMSワラントに応募する事がほぼ不可能な状況。

つまり、個人投資家は減額された価格での購入(確定された利益)と言う甘い汁を吸う事が出来ない。


・希薄率の高さ

希薄率とは発行株式数の増加率の事。

新規発行株式数/既発行株式数 で計算可能。

希薄率が高くなると1株あたりの価値が下がる事で株主の影響力も低下する。

MSワラントに関わらず、第三者割増資などでも希薄率は高くなるのだが、上記で述べたようにMSワラントの場合は個人投資家が応募出来ないので、個人投資家は下がる株価を眺めるか手放すかの2択を迫られるデメリットしかない。

※MSワラントをしても100%下がるとは限らない。筆者的には下がるケースが多いと感じているだけ。


・資金調達手段の問題

企業にはMSワラント以外にも資金の調達方法はある。

しかし、その中でもMSワラントを選択する。

MSワラントを資金調達の手法として選択する企業の特徴として

 ・公募増資などでの調達が難しい

 ・銀行からの借り入れが難しい

などが挙げられる。

つまり、投資家からするとMSワラントを選択せざるを得ない状況なのだろうと邪推してしまう。

他の資金調達が難しい理由として『株価が天井に近い』『将来性がない』『財務状況が悪い』などのマイナスイメージが出てきてしまう。

その結果、投資家心理としては『売り』の選択になってしまう。

そして株価の下落にも繋がっていく……。


こんな感じでわざわざ割安価格での『MSワラント』を資金調達の手段として選択する企業の株価は下落するのであった……。


だが、しかし……。

近年のMSワラントは少し違うとも言われている。

その理由として企業側のメリットとして資金の調達スピードの高さが挙げられる。

近年ではそのスピードの速さから企業が『MSワラント』を選択するケースも見受けられる。

あとは『MSワラントを選択した理由』を株主に上手く説明出来るか否かの問題だが、『株主のMSワラントへの先入観』や『企業の説明不足』なども多々見受けられる。

長期的に見れば株価が回復する企業もあるが、先入観から『MSワラントの情報』が出た時点で売却する株主も多い。

よって短期的には『MSワラント』=『売り』が無難な判断とも言えるだろう。


何にせよMSワラントの成否は株主の理解を得られるか否かにかかっている。

筆者的には『否』と言う結果になる事の方が多いと感じている。


ってな感じで今回は終了。

他にもワラントの権利を付けた社債のワラント債、オプション取引の一種でもあるカバードワラントなどもあるが今回は省略。

興味がある方は自身で調べてください。


で、毎度お馴染み余談のお時間。

今週は色々ありましたね。

13日から屋内外問わずマスクの着用が自由になりました。

筆者はマスクの下の手入れが面倒なのでマスクを着けています。

今の季節は花粉症対策にもなりますし。

何にせよ、卒業や入学前にマスクが取れるのは良い事だと感じます。


そして話は変わり、衝撃的だったのがアメリカの銀行破綻。

筆者が情報を入手出来たのが土曜か日曜。(正確な曜日は忘れた)

どちらにせよ『市場やっとらん……』と暴落が確定している事に絶望しながら月曜日を迎えたのを覚えています。

結果は案の定……。

そろそろ売却しようかなって思っていた株が軒並み下落……。

残念な事にいくつかの株の売却のタイミングを逃してしまいました。

悔しすぎて夜8時間しか眠れませんし、1日3食しかご飯が喉を通りません!!

と冗談を言える程度にはダメージは少ないです。

筆者は株価の騰落での利益はあまり考えていないからですね。

あくまでも配当などが主目的。バイ・アンド・ホールドってやつです。

まあ、配当10年分以上の利益が出ている株の売り時を逃したのは多少痛いです。

しかし、日本の無能政治家たちとは違い、アメさんのお偉方なら何らかの対策を取ってくれる(預金保護などは宣言されている)でしょう。

そのうち回復すると信じて気長に次のチャンスを待つ事にしましょう。


ってな感じで余談も終了。


次回予告に移るのですが、出来れば1話1話で繋がりがあればネタに困らないと考えている筆者。

説明中の文章に難しそうな文言があれば、次はそれにしよう。となるのですが中々上手くいかない。

まあ、極力難しそうな単語を使用しないように心掛けているのと単純に構成がヘタクソなだけです。特に後者が問題……。

で、添削を兼ねて読み直していたら『ワラント+社債でワラント債』……?あるじゃないか!良いネタが。

って事で次回は社債の話。

と言っても基礎の基礎。


次回……

『社債とは何か?』

をお送りします。

乞うご期待!?


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