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PCFRの説明

今回はPCFRの解説です。

今回でファンダメンタルズからの流れでの用語解説は一段落。

真面目回続きで筆者のSAN値もガリガリと削られギリギリの状態でしたが、何とかキチゲ解放せず書ききれました。

まあ、余談はPCFRの解説が完了してからゆっくり記述するとして……。

早速本題に移りましょう。



『PCFR』とは……

Price Cash Flow Ratioの略で『株価キャッシュフロー倍率』を指す言葉だ。


株価の割安(割高)を判断する指標の1つで、株価が1株当たりのキャッシュフローの何倍まで買われているかを示す値の事。



割安の指標と言えば『PERやPBR(詳しくは41話へ)』その辺りとの違いは後ほど記述する。


PCFRの計算方法は……と、話を進める前に『キャッシュフロー(CF)』について軽く説明する。


『キャッシュフロー(CF)』とは……

主に企業活動や財務活動によって実際に得られた収入から、外部への支出を差し引いて手元に残る資金の流れの事。

損益計算書と異なり、現金収支を原則として把握するため、将来的に入る予定の利益に関してはキャッシュフロー計算書には含まれない。


因みに、キャッシュフロー計算書には、『営業キャッシュフロー』、『投資キャッシュフロー』、『財務キャッシュフロー』の3種類がある。


『営業キャッシュフロー』とは……

企業の営業活動に関するお金の出入り。

(商品の販売・仕入れ、人件費、経費などなど)


『投資キャッシュフロー』とは……

企業の将来の利益獲得目的や資産運用を目的とした資金運用に関するお金の出入り。

(有価証券の売買、有形固定資産(土地・建物など)の売買などなど)


『財務キャッシュフロー』とは……

企業の借入金や資本取引など資金調達に関するお金の出入り。

(借入、返済、(自己)株式の発行・買取、社債の発行・償還、配当金の支払いなど)


と長々と説明をしたが、ここまで厳密に覚えなくても良い。

会社にキャッシュ(資金)が入って来る事を『キャッシュ・イン』

会社からキャッシュ(資金)が出て行く事を『キャッシュ・アウト』

キャッシュ・インからキャッシュ・アウトを引いたものが『キャッシュフロー』

(キャッシュ・イン)-(キャッシュ・アウト)=(キャッシュフロー)

くらいの知識で問題は無い。

更に言ってしまうと、Cash(資金)Flow(流れ)

ズバリ直訳で『資金の流れ』を見るもの程度の認識でも問題無い。


補足:

Cash=『現金』と訳す事が多いが、今回はあえて『資金』としている。

理由は『現金』、『預金』以外にも『(満期が近い)定期預金』や『投資信託』など、現金化し易く、金額を把握し易いもの(価格変動の少ない物)もキャッシュフローの『cash』に含まれているからだ。

但し、『現金』や『預金』で運用されている物が大半なのでキャッシュフローのキャッシュ=現金でも差し支えない。


では、キャッシュフローの簡単な説明も終了したので本題のPCFRの話に戻る。



【PCFRの計算方法】

PCFR=株価/1株当たりのキャッシュフロー


PER、PBRの時にも説明したが1()()()()()なので発行済株式で割る。

つまり

1株当たりのキャッシュフロー=キャッシュフロー/発行済株式数

と言う計算式になる。



【PCFRの目安について】

上記の計算でPCFRの数値が高いと割高。低いと割安になるのだが、PERなどと同様に『〇倍以上なら』や『〇倍以下なら』と言った明確な基準は無い。

同企業の過去のPCFRとの比較や他企業との比較、同業種の平均など市場全体との比較をするのが一般的だ。



次はPERとの違いについて記述する。

PBRとの違いについては『41話: PERとPBRの説明』でPERとPBRの違いが軽く書いてあるのでそちらを参照していただきたい。


【PCFRとPERの違い】

少しおさらい。

PERとは1株当たりの当期純利益(EPS)で株価を割った数値

EPSとは企業が1年で稼いだ純利益の事。


PERの計算式は

PER=株価/EPS

でEPSの計算式は

EPS=純利益/発行済株式総数

つまり

PER=株価/純利益/発行済株式総数

と書き換える事が可能だ。


そして

PCFRの計算式は

PCFR=株価/1株当たりのキャッシュフロー

で1株当たりのキャッシュフローの計算式は

1株当たりのキャッシュフロー=キャッシュフロー/発行済株式数

つまり

PCFR=株価/純利益/発行済株式数

となる。


PERとPCFRの計算式を並べてみる。

PER =株価/純利益/発行済株式総数

PCFR=株価/CF/発行済株式総数 

見比べてみる『純利益』と『キャッシュフロー』の違いがPERとPCFRの違いであると理解出来ると思う。


では、『純利益』と『キャッシュフロー』の違いとは?

純利益=(収入)-(費用)

キャッシュフロー=(キャッシュ・イン)-(キャッシュ・アウト)

両方とも入った金額から出た金額を差し引いた残りなのだが、明確な違いがある。

それは『減価償却費』を考慮するか否かの違いだ。


キャッシュフロー=純利益+減価償却費

と考えても良いだろう。


減価償却を詳しく説明すると長くなるのでザックリ説明すると分割払いだ。

設備などを購入した年に全て計上するのではなく、国の決めた耐用年数に従い費用を計上していく方法だ。


計算方法によって多少金額に変化があるのだが、今回は理解し易いように定額法で。

例)普通自動車(新車240万円)、耐用年数が6年の場合

まず、240(万円)を6(年)で割る。

つまり40(万円/年)だ。

よって、普通自動車(新車240万円)の場合、6年間(毎年40万円ずつ)計上する結果になる。

単純にこれだけの事。


つまり、PERとPCFRの違いも『減価償却費』を考慮するか否かになる。

PERが当期純利益で計算するのに比べ

PCFRは当期純利益に減価償却費を足し戻して計算する。

PERの場合、上記の例だと新車を購入した年に240万円が計上される。

しかし、PCFRの場合は40万円が6年ずつ計上されることになる。


PERでは確認できない将来への投資(設備投資など)も考慮された数値になっているのが大きな違いだろう。


【その他】

・減価売却費の捕捉

上記で述べたようにPCFRの場合、税引き後利益に減価償却費を加える事になる。

つまり、設備投資などをすればするほど減価償却費分だけ数値が低くなる。

例)株価1200円、EPS20円の2社があるとする

PERは1200/20で2社とも60倍になる。

しかし

A社(当期純利益100億円、減価償却費100億円、発行済株式2億株)

B社(当期純利益100億円、減価償却費20億円、発行済株式2億株)

と減価償却費に差があるとする。

すると

A社の1株当たりのCFは(100億+100億)/2億=100

PCFRは1200/100=12(倍)

そして

B社は1株当たりのCFは(100億+20憶)/2億=60

PCFRは1200/60=20(倍)

と設備投資などを積極的に行っているA社が割安だと言う結果になる。

設備投資をしているから必ずしも良いという訳では無い。

どのようなお金の使い方をしているかを確認する事も重要になってくる。


・PCFRのメリット

1)何と言っても減価償却費。

減価償却で分割する事により、年毎の推移を確認する際に連続性が保たれる。(数値が乱高下せずに安定する)


2)キャッシュフローでの算出

キャッシュフローはキャッシュ・インとキャッシュ・アウトの差。キャッシュフローは『純利益+減価償却費』とも計算出来る。と記述したが、減価償却を含めた計算にはメリットがある。

国によって減価償却の仕方が違う場合がある。

そんな場合でも減価償却費が考慮されているキャッシュフローでの算出法の場合、会計制度の影響を受け難い。

つまり、減価償却の異なる他企業や国際比較に用いる事も可能。


・PERなどと併用

PCFRのみでの判断をするのは難しい。

毎回記述しているが様々な情報を多角的な視点から判断をして投資先を選ぶ必要がある。

PERやPBRと比較するなど色々な情報と併用する必要がある。

PERである程度の当たりを付けた後にPCFRと比較をするなどの使い方が良いだろう。



疲れたのでこの辺りで今回は終了。

今回は説明に説明を食われなければいけない部分が多く、時間の都合上、割愛したものも多い。

詳しく知りたい方は各自検索。


で、余談に移りたいのだが、今回は長くなり過ぎたので短く。

投稿日翌日の月曜日は敬老の日。そして、同週の金曜日は秋分の日。

つまり平日は火水木の3日。何とかモチベーションを保てそうな感じの日程ですね。

個人的には月~金の5日連続の平日は学生の頃から木曜日辺りからモチベーションが保てていませんでした。

水曜or木曜と日曜休みが理想ですね。

平日休みだと連休の可能性が高く攻守ともに最強だと思います。

月曜→休み明けで元気

火曜→翌日休みでテンションを保つ

水曜→休み

木曜→休み明けで(ry

金曜→無我の境地

土曜→翌日休みで(ry

日曜→休み

と言うか何故1週間7日なのでしょう?中途半端ですね。

10進数を使っておきながら、1週間は7日。そして1年は12カ月や干支、時計なども12(60)。

寸や尺、フィートの長さ。貫やガロンの重さ。ダース、グロスなどなど10が1単位ではないものが多いです。

人の指が基本5本×2なので仕方が無いのですが、10進数って意外と不便かもしれません。

6本指で12進数を使用していた場合、この世の真理に近づけていたのかもしれませんね。

などと妄想を書き連ねながら全く短くなかった余談を終了します(笑)


余談もこの辺りで切り上げ、次回予告に移りましょう。

筆者がキチゲ解放せずに済んだので予定通り行きましょう。

って事で、次回……

『恐怖指数について』

をお送りします。

乞うご期待!?


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