握力について
今回は握力の話です。
筆者は中学生の頃テニス部だった為、握力は強く、中2の体力測定で右握力46、左握力41で学年3位の握力でした。
血液型はB型。完全にゴリラです。ありがとうございました。
……って話ではなく、『株の握力』についてです。
株の握力をどう定義するかは人それぞれですが、
今回は『株の握力』=『株を保有し続ける力』と定義しましょう。
握力が弱い人=すぐに手放す人
握力が強い人=ホールドし続ける人
ってな感じです。
今回は握力の『弱すぎる人』、『強すぎる人』のデメリットについて記述していこうと思う。
以下、それぞれのデメリットを記述していく。
それぞれのデメリットを把握し『適切な握力』について考えましょう。
では、前置きはこの辺りにして、本編。
握力が弱すぎるデメリット
1)早期の損切り
2)早期の利益確定
1と2どちらも共通しているのは我慢不足。
1は少し株価が下がった時点で不安感から株を売却してしまい、損切りをした後で株価回復……。
2は1とは逆。
株価が少し上がった時点で、今後も上がるとは限らないと考え早期に利益確定。
以前、株の基本は『順張り』と記述した事がある。
(詳しくは『25話:日本人は投資が下手!?』参照)
基本的に株の世界は『前へ倣え、右向け右』の精神で動いている。
全員が右を向けば右を向き、左を向けば左を向く。
つまり、一定水準までは上昇傾向にある株は高騰するし、下降傾向にある株は下落する。
株の握力の弱い人はその見極めが甘い傾向にある。
少し下がれば不安になり損切り。逆に上がっても下がる事に対する不安から早期の利確。
『34話:1円抜きの話』でデイトレーダーの90%近くは1年以内に市場から退場していると記述したが、コレが原因だろう。
端的に言い表すなら『覚悟が足りない』のである。
覚悟が足りないから狼狽する。
覚悟が足りないから自分の収集したデータを信用できない。
覚悟が足りないから……。
まあ、株価へ変動する物。
時には上がり、時には下がる。
気持ちが急いてしまう性格の持ち主なら、毎日の株価チェックを『しないようにする』だけでも心の平静は保てるかもしれませんね。
『休むも相場』、時には株から距離を置き、休憩をして冷静な判断をする為に見守る事も大切なのでしょう。
そして、次に握力が強すぎるデメリット
1)含み損の拡大
2)利益確定時期を逃す。
1は株価が下落し続けているのにもかかわらず、株を手放さずに保有し続ける事で含み損が拡大してしまう。
いくら配当や株主優待が優秀だとしても、ズルズルと下落し続けるだけの株を保有する程のメリットがあるのか、冷戦に判断した方が良いだろう。
そして、2は株価が天井を迎え、下落に転じているのにもかかわらず、株を保有し続け、気が付いたら含み益が消滅……。なんてことも。
2に関しては株を保有する目的にもよりけりなので単純には語れない事なのだが
例えば
配当目的で利回り3%の株を保有しているとする。
株価が30%上昇したのに株を保有し続ける……。
ここまで極端な例は稀かもしれないが、10年保有し続けたのと同様の利益が出ているのに売却しないのは愚の骨頂とも言えるだろう。
株を保有する目的を忘れていると言わざるを得ない状況だ。
ある程度利益が出た時点で売却をし、他に利回りの良い株を探す方が賢明だろう。
そして、ここまで読んで気が付いた人も居るだろう。
上記のデメリットについては……
所詮『結果論』なのだ。
握力が弱く、早く利確した後に暴落する事もあるだろう。
握力が強く、利確せずに保有し続けた株が続伸する事もあるだろう。
単に、握力が弱すぎても、強すぎても悪くなる『可能性が有る』と言うだけの話だ。
今回は何が言いたかったのか結論を述べると
株は明確な『目標』や『目的』を持って運用した方が良い。
以上。
短期取引をするなら、少し株価が上下したからではなく、○○円(○○%)上がったら利確。
○○円(○○%)下がったらロスカット、〇日以内に成果が出ない場合は売却。などなど
配当(利回り)重視の場合、何年間運用したいのか?
5年なり10年なり、運用予定分以上の利益が出た場合は利確すべきだろう。
優待目的なら、優待の変更、廃止になった場合の見直しや売却の検討をする必要がある。
時にはガッシリと掴み離さない力も大切。
時には力を抜き手放す勇気も必要。
程良い握力で株式運用をした方が良いだろう。
で、余談に移るのだが……
今回の余談は本編と少し関連した話。
優待目的で株を保有している人は、株の運用方針を見直す時期かもしれない(?)って話です。
話を進める為の事前情報として、昨今の優待事情について少し触れましょう。
(※数値には多少のズレが存在する可能性があります。あくまでもそのくらいの数値って事で勘弁してください)
株主優待を導入していた企業は2000年に約600社。
株主優待を導入する企業は年々増え、2005年ころには約1000社にまで増えました。
増加傾向は止まらず、2020年(1月1日時点)では株主優待を導入している企業が1500社にまで増加。
しかし、2020年から風向きが変わる。
2020年(1月1日~12月31日)に株主優待を新設した企業は35社。廃止した企業は50社。
2021年(1月1日~12月31日)に株主優待を新設した企業は42社。廃止した企業は47社。
そして、2022年(1月1日~5月31日時点)では……。
株主優待を新設した企業25社
株主優待を廃止した企業34社。
そう、減少に転じた過去2年を上回るスピードで減少しています。
勿論、減少傾向に転じたのには理由があります。
大きな要因として、市場の再編成が挙げられるでしょう。
以前は東証一部、二部、JASDAQスタンダード、マザーズ、JASDAQグロースの5市場でした。
しかし、2022年4月からプライム、スタンダード、グロースの3市場に見直されました。
この再編成により、最上位の市場『プライム』に残る為の条件の1つ『必要株主数』が緩和されたのです。
(東証一部は2200人以上、プライムは800人以上)
つまり、投資家を軽視する(出来る)環境が整ったのです。
更に、機関投資家の増配圧力もあり、個人投資家の立場は弱くなりました。
その結果何が起きたのかと言うと……。
そうです。
『株主優待の廃止(改悪)』からの『配当金の微増』です。
株の世界は前へ倣え、右向け右と今回記述しました。
日本人の性格もその傾向が強いです。
エスニックジョークの1つで『沈没する船で脱出ボートが足りず何人か海に飛び込んでもらわないといけない状況になりました。各国の人を海に飛び込ませるにはどうすれば良いのか?』と言う物があります。
アメリカ人には『ここで飛び込めばヒーローになれる』
イタリア人には『海に美女が泳いでいます』
フランス人には『決して海には飛び込まないでください』
…………
……
で、日本人には『皆さんはもう飛び込みましたよ』と言えば良いと。
『赤信号、皆で渡れば怖くない』の精神です。
つまり『他の企業が廃止してるから自分の会社も廃止して大丈夫』と続く企業が増える可能性があるのです。
優待目的で株を購入している方達は、今後の動向を注視し、配当目的への転換を余儀なくされる場面が出てくるかもしれません。
あまり話すと長くなり過ぎるので、今回の余談はコレで終了。
詳しく知りたい方は各自検索してください。
本編の『株の握力』も踏まえ、今後の株価もとい株主優待の状況には細心の注意を払いましょう。
そして次回予告。
次回は閑話回です。
直接的には株の話とは関係ありません。
次回は政治の話も少し含まれそうなので、なるべく政治色を出さないように注意しながらやりたいものです(笑)
ふみきゅん(笑)が金融所得倍増計画を掲げる一方。
もう一方では金融所得に対し、増税しそうなフラグをビンビンに立てています。
日銀総裁も失言(?)で軽く炎上しました。
個人的には『日銀が出来る事』と『政府が出来る事』は全くの別物と考えています。
そして、日銀の金融政策には概ね賛同しているので何とも言えない状況です。
やる事をやってくれれば文句はないと言う判断です。
まあ、今の食品などの値上がりについては、需要過多からの供給不足での値上がりではなく、不作などによる供給不足からの値上がり。
所謂コストプッシュ型なので少し不安があります。
『政府』が何らからの対策を取るべきでしょう。
例えば、トリガー条項凍結とか!トリガー条項凍結とか!!トリガー条項凍結とか!!!(笑)
冗談はさておき、消費税減税などを含めて対策は必要でしょう。
それに、『価格』と『物価』は別物です。
食品の価格が上がったとしても、物価が上がるとは限りません。
筆者個人の見解ですが
日銀総裁は『やる事はやっていて失言(?)をした』
政治家は『やる事やらずに口先だけで耳触りの良い事を言う』と言う印象です。
まあ、日銀総裁の失言の後に(?)を付けている意味なども語りたい所ですが、話が脱線し続け回収不可能になりそうなので、切り上げてサクッと次回予告をして終了しましょう。
政府の方針などは株価や生活などに多大な影響を及ぼします。
近々(順当にいけば7月かな?)に参院選も控えています。
って事で、次回
『若者ほど選挙に行かなければならない理由』
をお送りします。
乞うご期待!?
最後に全く関係の無い話ですが、6月10日NYダウが大暴落しました。
2022年6月13日の株価は大変なことになりそうです。
動揺し、狼狽売りをしないように心構えはしっかりしておきましょう。




