運用しやすい株の選び方
偏に株と言っても数が膨大すぎてどれを買えば良いか分からないと言う人も多いだろう。
そこで、今回は初心者でも簡単な株の選び方を記述していこうと思う。
勿論、株を理解していて、数字に強い人は事業規模や財務状況、収益力などなど色々な情報を集めた方が良い。
但し、今回は長期運用目的なので、今後上がるか下がるかの予想はする必要はそこまで重要ではない。言うまでもなく、上がるに越したことは無い。
よって、株式運用を開始する時に見ておいて欲しい項目は
1.予想配当利回り(与一株配当金)
2.今までの株価チャート
3.株主優待
4.情報の集めやすい会社
の4つだ。
1つ目の予想配当利回りは現在の株価で買った場合の利回りなので、株価が上がれば利回りは低くなるし、株価が下がれば利回りは高くなる。
よってこれは大まかな目安として見ておくくらいでいい。
そして、狙うべき利回りは、1.3%~3.0%程度をオススメする。
理由としては、配当金には20%の税金がかかってくる。
つまり、1.3%の利回りだと実質の手取りは1.04%と言う事になる。
1.3%以下になってしまった場合、実入りがあまりよくないのだ。
そしたら利回りが高い方が良いのではないかと言う疑問が出てくるかもしれないが、高すぎるのも問題となる場合がある。
それは、株価が落ちている可能性があるのだ。
例えば例年、1株30円の配当を出している株があるとする。
去年は株価が1000円だったと仮定すると利回りは3%だ。
しかし、今年は株価がの00円まで落ち込んだ場合、800円まで落ちてしまっていた場合の利回りは3.75%と高くなってしまう。
株価が下がる理由は色々あるのだが、株価が下がると言う事は他の人が持ちたがらないと言う事に他ならない。
こう言った株は配当金の見直しなどで配当金額が下がってしまう恐れが出てくる。最悪の場合は配当が無くなる場合もある。
寄って高すぎる利回りも危険だと言う事だ。
その上で、利回り2.0%前後で利益が生まれるのかと思う人も居るかもしれないが、その点は問題ない。
なぜなら、2.0%の金利が毎年つくと仮定すると50年間同じ株を持ち続ければ元本が戻ってくると言う計算が出来る。
50年も持ち続けないと言うかもしれないが、これはあくまでも株価が0円になってしまった場合の話だ。売るときに株価が上がっていれば何の問題も無い事だし、下がっていたとしても10.0%下がっていたとしても5年以上持っていれば元本分は戻ってくる。
以上のことから株は持ち続ければ持ち続けているほど利益が出やすいと言う事だ。
そして、2つ目の今までのチャートを見ると言う事だが、大雑把に目を通す程度で大丈夫だ。
これは過去のチャートを見ることの出来る範囲では見る。
株価と言う物は常に上がり続けていたり、下がり続けていると言う事はまずない。
多かれ少なかれ上がったり下がったりを繰り返し最終的に右肩上がりになっているか、右肩下がりになっているか、横這いかの3種類に分類することが可能だ。
その中で、右肩上がり又は横這いのチャートになっている株価を探せば良いだけなのだ。
1つ注意点があるとすれば2008年から2012年はリーマンショックの影響や某政権が暴走していた時期で株価の落ち込みが激しいので2013年以降のチャートを参照するだけでも問題は無いと思われる。
3つ目は皆大好き株主優待だ。
この株主優待と言う物のメリットはかなり大きい。
……と言うのも、株主優待でいただいたものには税金がかからないのだ!!
つまり、株主優待で商品券やお米券、割引券などが届いた場合、いただいた金額を丸々使えると言う事だ。
勿論、配当金は配当金で別にもらえるので、自分が生活している上でよく使うお店などの株が上場しているようなら一度見てみるのも良いだろう。
割引券などの他にも自社製品やカタログギフトなどもあるので、株主優待を物色するだけでも楽しいものだ。
株主優待の話は次回もう少し詳しく話すことにしよう。
最後4つ目は情報を集めやすい会社の株を買うと言う事だが、これは近所にある会社など他の会社に比べれば情報が集めやすいと言う程度で大丈夫だ。
ネットなどで積極的に情報を集めると言う人は気にしないでも良い項目だ。
何故そのような会社を選ぶのかと言うと、経営状況を知るためだ。
極端な話だが、業績が悪化していて潰れる可能性があるような会社の株など買ってはいけない事は誰でも理解出来るだろう。
そう言った確実に株価が下がると分かっている物に手を出さないようにするためだ。
もっと言うと、情報とは鮮度が命。
一般人の元へ儲け話が来る頃にはもう鮮度が落ちていると言う事は忘れてはいけない。
その鮮度が落ちた情報でも、他の一般人よりは先に手に入れられた方が多少は有利だと言う事だ。
それすらも面倒だと言う人は全国展開されている大手地チェーン店を検索すると良いだろう。
例えば、某ハンバーガーチェーンのMが倒産して株価が0円になるイメージが出来るだろうか?世界から自動車が無くなり自動車会社のTが倒産するイメージが……?電気や携帯電話の無い生活が……?などなどそう言った身近な物でも良いのだ。売買時の差額で儲けるわけではない。あくまでも金利で儲けるのだ。……つまりはそう言う事だ。
様は如何に安定して運用できるかと言う事が大切なのだ。
と言う事で今回は終了しようと思う。
次回予告……
『株主優待について』をお送りします。
こうご期待!?