心に留めておきたい約束事項
ギャンブルとしての株ではなく、長期的な預金としての株をする上で心に留めておきたいことがある。
1.使う予定の無い余裕のある資金でやる事。
株は1度買ってしまうと、すぐにお金に戻せるという訳ではない。
よって、銀行に預ける物とは違い、喫緊で使う予定のない金額で株を買う必要性が出てくるのだ。
2.基本的にチャートは極力見ないよう心掛ける。(全く見ないという訳ではない)
あくまでも長期的に持っている事により、利子を受け取るという考えなのでチャートを見る必要は無い。
見る必要は無いと言うよりは、極力見ない事をお勧めする。
それは、チャートを毎日のように見続けていると、株価がある程度上がった段階で売りたくなる衝動に駆られてしまうからだ。
短期的に数千円を稼ぐと言うよりは、長期的に数万円稼ぐと言う考えをしたいのでチャートは極力見ないことをお勧めする。
3.長期的な運用を考える
2でも少し触れたのだが、短期的に大きく稼ぐのではなく、長期的に少しずつ稼いでいくと考えるのがコツだ。
今の銀行では0.001%程度しか金利が発生しない。
しかし、株は数%の配当利回りと言う物は普通に苦労することなく見つけることが可能だ。
銀行に預けるよりも金利が圧倒的に良いのだ。
よって、短期的に売り買いをして儲けようなどとは考えず、長期的に保有し銀行よりも良い金利で運用していくと言う考え方が重要になってくるのだ。
4.使うときの事を考える(使用目的、運用年数など)
使うときと言うのは溜めたお金の使い道の事だ。
例えば、何かを買いたいから○○円貯まるまで運用する。老後の資金を少しでも貯めたいから60歳まで運用すると言った感じだ。
お金は溜めることが目的ではなく、使う事が目的だと言う事を忘れないで欲しい。
何か予期せぬ事態などで家計が辛くなった時は真っ先に株式資金を崩す選択肢がある事を忘れないことも大切だ。
少し短いので、何故株式運用を勧めているのかを少しだけ記述する。
端的に言えばリスクコントロールだ。
リスクを分散するために、色々な場所にお金を分けておいた方が良いと言う考えだ。
例えば、全ての資金を銀行に預け、電子マネーとカードのみで決済する生活を送ると仮定する。
すると、地震や津波、台風などの震災や事故などで電気が使えなくなった場合、身動きが取れなくなってしまう可能性がある。
そう言った事を回避するために、多少の現金は持っておいた方が良いとなる。
同じような考えで、万が一銀行が潰れてしまった場合、1000万円までは保証はされるのだが、申請などをして受理されるまでの間、持ち金だけでの生活を強いられる可能性も出てくる。
そう言った時に多少でも株式を持っていれば売って現金に換えることも可能になるのだ。
勿論、資金が豊富にあるのなら、金や宝石、外貨などなど色々な分野に資金を分散させた方が良い。
しかし、その中でも最も手が出しやすく、リスクの低いものが株だと思う。
よって、余剰資金があるならば株式に資金を回すことを考えた方が良いと言う事だ。
次回予告……
『運用しやすい株の選び方』をお送りします。
こうご期待!?