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その株は売りか?(株価高騰偏)

新商品の開発、事業拡大、大手投資家の発注ミス、仕手株 etc...

色々な理由で所持している株が高騰する場合がある。


株価が暴落した時、パニックになるのは想像に難くないだろう。

しかし、思わぬ高騰でもパニック状態に陥る可能性は高い。


何時如何なる理由で高騰した場合でも『まだ上がるのか?』『何故上がった?』『売った方が良いのか?』など色々と考える事が多い。

本人は冷静にチャートを見ているつもりでの実はパニック状態で冷静な判断が出来ない事もあるだろう。

今回はそのような事態に陥らない様にする為のお話。


以前、株価がある事にデメリットは無いと言う話をした様な気もするが、正確に言うとそれは順調に業績を伸ばし、投資家に評価された上で株価が上がっている場合の話だ。

理由が不明で一瞬だけ上がる株価には意味が無い。意味が無いと言うのは長期運用を考えた場合の話だ。


では、株価が高騰した時、その株は売りなのか……?

結論から言おう

『時と場合による』

以上だ。


と言う事で今回のお話はこれで終r……

となると流石にお叱りを受けそうなので、今回は少し場合分けをし『売却』『保持』を決める1つの判断材料にしてほしい。


判断材料があれば、急な株価の高騰でも冷静な判断が出来る可能性は高くなる。

冷静に判断したからと言って必ず『正しい判断』が出来るとは限らないので、そこは勘違いしないでいただきたい。


しかし、前もってどの様な対応を取るのかをシミュレーションしているのとしていないのとではその後の判断に雲泥の差が生じてくる。


本小説の『失敗をしない』と言うのは『成功をする』と言う意味ではない。

『失敗をしない≠成功をする』この違いを理解する事はとても重要だ。

『失敗をしない』と『成功をする』と言うのは似て非なるものだ。


例えるなら、110mハードル走で

『失敗をしなかった』と言うのがハードルを倒してしまったが規定タイム内で走りきった。

と言うのに対して

『成功した』と言うのはハードルを全く倒さずに最速で走り抜けた。

という感じだろう。

それがギリギリだったとしても失敗しなければ良いと言う考えだ。

目標とするハードルは低く設定していた方が精神的に楽なのだ。……例えがハードル走だけに(ボソッ)


これが言いたいが為に例えで無理やりハードル走を出したのは秘密にしておく。

『例えが無理矢理過ぎた』だの『ギャグが寒い……』『滑ってる』などの批判は受け付けておりません。ご了承ください。


いつもの事だが、脱線してしまっているので本題に戻そう。

今回の話は防災訓練の様なものだと考えて良い。


実際に訓練をしていれば有事の際、最低限は助かる為の動きは理解する事が可能だろう。

避難ルートを見て想像するだけでもボーッと何も考えないで過ごしている人よりは冷静に判断が出来ると言う物だ。

今回は『良い意味での不測の事態』に備えるお話。


と言う事で本編。


場合分けの方法(分ける基準など)は人それぞれで大丈夫だ。

今回は一例として筆者が決めている基準を紹介する。


まずは所持している株を3つに分類する。

1.高配当(配当金利回りの良い株)で尚且つ株主優待の使用頻度の高い株

2.株主優待のみが目的の株(低配当、無配当)

3.高配当(配当金目当てで株主優待をあまり使わない物も含む)のみが目的の株


人によっては売買用の無配当株なども分類候補に挙がるだろう。

筆者は株式の利回りによる長期運用をしているだけで、単純な株価の上下での利益の確保は考えていない。よってその様な株は基本的に持ち合わせていない。

『基本的には』と言うのは前回話をしたお遊び用の株があるにはあるからだ。


しかし、4に売買目的の株と言う項目を作ったとしても、株価が高騰した時点で『売却』以外の選択肢は存在しないだろう。

他の選択肢が存在しない以上、テーブルに乗せても無意味と言う物だ。


ここで筆者的に売却候補になるのは3つ目の高配当のみの株だ。

1と2は株価が好調な場合、売る必要は無い。人によっては1や2も売却候補に入れる人も居るだろう。

そこは個人の自由なので問題は無い。

しかし、筆者的にはただ運用しているだけだと面白みがない。

株主優待と言う少しだが優越感に浸れる物は価値があると考えている。

人生に少しの潤いを。と言うやつだ。

但し、1と2の場合でも株主優待の変更などで使い勝手が悪くなるなど楽しみが無くなってしまうような改悪がされた場合も売却候補に入る可能性は出てくる。


と言う事で株価が高騰した場合に売却する可能性のある株の洗い出しをしたら次の作業に移る。

次の作業は高騰した理由だ。

筆者的分類は

1.好材料(業績好調、増配、株主優待の変更 など)

2.新事業展開(事業拡大)、新製品の開発など

3.不明

この3つに分類する。


1の場合は『保持』

理由はそのまま順調に株価が上がり続ける可能性が高いからだ。

売る理由など1つも無い。


2の場合は『内容による』

他の人が良いと思っていたとしても、個人的には『無いかな?』と感じた場合は『売却候補』だ。

逆に他の人の評判が思っていたより芳しくない場合でも、個人的に可能性を感じた場合は『保持』となる。


他人の意見を参考にするのは良いのだが、最後に選択するのは自分自身だ。

好評、悪評が半々ないし6:4程度でどちらかに傾いている程度で拮抗している状況なら自分の意見を尊重した方が良いだろう。

他人の意見を尊重して失敗した時より、自分の意見を尊重して失敗した方が後腐れなく諦めがつくと言う物だ。

自分の見る目が無かった。次からは見る目を養おうと。


そして最後に3の場合は『売却候補』

高騰した理由が不明な場合は自分の検索能力不足か仕手株だったと言うオチが大半だ。

以前、記述した通り、その後の展開を追わなければ高騰の理由が自分の検索能力不足による好材料の見落としだったとしても『仕手株だった』『誰かが株価操作した』と片付けることが可能だ。


と、ここまでで『高配当のみが目的の株』で尚且つ『改悪(だと自分で判断した)株』と『高騰理由不明な株』と言う条件まで絞る事が出来た。


最後は今現在の自分の状況だ。

状況と言うのは簡単だ。

欲しいと思っている株の有無だ。


筆者的には500円~1000円、1000円~2000円、2000円~と言った感じで欲しい株を分類し、常にチェックしているので、欲しい株が無いと言う事は無いと言っても過言ではない。


しかし、高騰した株を売った後、欲しいと思っている株を購入出来るか否かは別の話だ。

これが重要になってくる。

例えば1株1000円で購入した株が1200円まで高騰した場合(1000円の時の利回り3%とする)

1200円に株価が高騰すれば配当利回りは2.5%になる。

そんな時に1株1000円前後(利回り3%)の株が存在するとすれば、株の乗り換えをした方が良いだろう。

1000円前後としたのは、元々の購入額から出したものだ。最大の1200円で購入したい人は1200円でも大丈夫だ。

しかし、筆者的には利益確定と資金確保の観点から株を乗り換える時には基本的に購入額を上回らないようにしている。

……が、状況によると言うのが本音だ。


他にもリスク管理の観点から600円(利回り2.5%)の株が2種類存在する場合なども乗り換えをするようにしている。

1200円の株を1種類よりは、600円の株を2種類持つことの方がリスクは分散される。

リスクを分散する事により、大きく勝つことは少ないが大きく負ける事も少なくなる。

安定して運用するにはリスク分散を考える事は大切だ。


この場合、1200円まで上がった時は1200円までの範囲で考えて大丈夫だ。手持ちに余裕がある場合は少しプラスして計1300円、計1400円の株などにしても大丈夫だ。

リスクを分散する場合は何故、最大値まで使うのか?と言うと価格の低すぎる株はリスクも高いからだ。

1000円の株での1円と100円の株では1円の動きによる重みが違う。

1000円の株での1円は0.1%の話だが、100円の株では1%の話になる。

株価の低い株の値動きはそれだけリスクも高くなると言う事だ。

よって安すぎる株はリスクと直結していると言う事になる。

以上の事より、現在所持している株よりも安い株への乗り換えは資金の許す限り全力で乗り換えた方が良いのだ。


……と、こんな感じで筆者は株価が高騰した時の為に事前にある程度のルールを設定している。

必ずやっておかなければならない事ではないのだが、自分の中で一定のラインを引いておく事により、判断を迅速に行う事が可能になる。

即ち無駄な時間の削減だ。

ここで出来た余裕(時間)を使い、高騰した理由を検索する時間にあて、より精度の良い検索が可能になる。

ある程度、時間を費やしても理解不能だった場合は仕手株だと見切りをつけて『売却』の判断を下す。


簡単にまとめると

予め売却する株の目星をつける事により時間的余裕が出来、他の事に時間を使うことが可能になる。

全く売る気の無い株が高騰しても高騰理由を調べる意味が無いと言う事だ。何故なら売る気が無いからだ。


時間的余裕があれば、それだけ冷静な判断を下せる可能性は高くなる。

その時間的余裕を作る為に事前の準備は必要だ。

時間的余裕は出来るものではなく、作るものだ。


と言う事で今回は

高騰した場合も焦らずに冷静な判断をしよう。

冷静な判断をするには時間が必要。

その時間を作る為に事前の準備(場合分け、ルール決めなど)をしておくと便利と言うお話でした。



次回予告に入る前に少し余談を2つほど……。

1つは本当の余談で、1つは次回予告に関係する話です。


最近、流行り病ワクチンの接種券が届きました。

ネットで予約をし、これで予防接種も終わり一安心と思っていた数日後……。

アメリカでは3回目のワクチン接種を推奨すると言う論文(?)も出ている的なニュースを見ました。

そのニュースを見た感想としては、インフルエンザのように毎年予防接種をするようになるなら今すぐ打つ必要な無いのかな?

でした。ワクチン接種のキャンセルも面倒だったので取り敢えず1回目を打ってきました。

まあ、そう言う事を推奨している人も居ると言う事。2回接種で十分なのか3回目以降も必要になるかは不明です。今後、専門家の方々が明らかにしてくれるでしょう。

で、一部の過激派の人達の中にはワクチン用の冷蔵庫のコンセントを向こう。や、ワクチン接種を拒む人を差別する様な言動をする人たちも存在するようです。

どちらの意見にせよ、邪魔をしたり、誹謗中傷をしたりするのは以ての外。論外です。

自分の主義主張を『過度に押し付ける行為』は控えたいものですね。


……あっ、副反応は2日ほど注射をした場所が痛かった程度でした。熱などは出ませんでした。


そして、ここからが次回予告に関するお話。

もう1つ気になるニュースを拝見しました。

ニュースの内容は『FIRE』なるものが若者の間で流行りつつあると言う内容でした。

『FIRE』とは

Financial Independence(経済的自立)

Retire Early (早期退職)

の頭文字を取ったものらしいです。

ニュースの内容は、投資関係の話で若いうち(20代30代)でお金を貯めて仕事を早期退職し、不労所得で生活すると言う感じの内容でした。

これは控えめに言ってもヤベー話です。

本当は次回、別の話をしようと考えていたのですが、注意喚起の意味を込め、この話はしないといけないと感じました。


本当は早めにアップしたかったので、今回分の内容を急遽変更しようか悩んだのですが、前回分をアップし終わった後で見たニュースだったので次回予告と違う事を書くのもな……。と考え今回は予告通りにアップし、FIREの話は次回に先送りしました。


べ、別に、今回分の簡単なプロットが書き終わって新しく書くのが面倒だったとかじゃないんだからね///


……面白いかなと思いツンデレ風に書いてみたのだが、ものの見事に滑り倒してしまったので今回はこれで終了。


べ、別に滑ってなんかないんだからね!夏で暑かったから涼しくして挙げただけなんだから!!熱中症対策なんだからね///

水分補給、涼しい場所での行動、炎天下の長時間作業を避けるなどの対策をキッチリとして熱中症には気を付けなさいよ///

アンタの事を心配して言ってるんじゃないんだからね!無駄な仕事が増える救急隊員さんの心配をしてるだけなんだから!!(滑り倒したことに対する反省0)


と言う事で、次回予告

※注意喚起※

『冷静に考えてFIREってどうなの?』をお送りします。

乞うご期待!?

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