初めに
注意事項……株の売買は自己責任で!!
株はギャンブルである……否!
株は決してギャンブルではない。
株は投資である……否!!
株を発券している会社側からすれば投資資金の為の物なのかもしれない。
しかし、個人で株を売買する場合は投資と考えるのは少し危険だ。
よって、本書では株は預金の1つと考え、リスクコントロールの観点も踏まえ、株式預金と言う考え方を記述していこうと思う。
まず初めに、株がギャンブルではないと言う説明からしておこう。
一般的にギャンブルとは胴元となる主催者が居て、その主催者が勝つように出来ているのが基本だ。
しかし、株と言うものは違う。
株は会社が資金集めの為に使う者であり、株主は株を買う事により、その会社に資金提供をしていると言う感じになる。
そして、株を発券した会社は、お礼として配当などでお返しをする。
つまり……銀行にお金を預け、利子を貰っているのとあまり変わらないと言う事になるのだ。
そもそも、銀行にお金を預け、利子を貰い○○円分勝った!!と喜ぶ人はいないだろう。
なので、勝ちも負けも無いので、負けない株の売買法と言うのも間違っているような気もするのだが、本編ではお小遣い稼ぎとしての株の使い方を書いて行こうと思う。
本編に入る前に重要なことを……
株価とは誰が決めているのか?
答えは株主だ。
株価は株主が決める物。
もう少し正確に言うと、株を売りたい人と買いたい人の言い値が株価だ。
例えば、今1株1000円の株があるとして、1100円で買いたい人と売りたい人が1人ずついた場合、株価は1100円になる。
逆もまた然りで、株をいらなくなった人が900円でも良いから処分したいと考え、900円なら買っても良いかな。と言う人が居るなら株価は900円と言う事になる。
よって、株価と言うものは株主が決めている物となるのだ。
そして、本来、株価の上がり下がりで利益を上げようと言うギャンブル的な考えを全員がしなかったと仮定すると……
1.会社は株を発券し資金を確保する。
2.株主は資金提供した代わりに、利子(株主配当)を貰う。
3.発券した会社は株主から株を買い戻し、元金も返し終わる。
このサイクルが達成出来ることが考えられる。
以上の事から、本来ならば株は会社と株主の両者にとってwin-winの物のはずだ。
しかし、株の売買で利益を出そうとする人が居るのも事実。
そして、個人投資家が機関投資家に勝てる訳がないのだ。
資金面での差が大きすぎるのだ。
よって正攻法での勝負は考えない!
この1点に絞って株売買をした方が良いと言う事が大切になるのだ。
次回予告……。
次話からが本編!
『心に留めておきたい約束事項』をお送りします。
乞うご期待!!