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四季彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
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色眼鏡

なんだよ、みんなオイラのことを色眼鏡で見やがって


どうした、そんな声を荒げて


だって、みんなオイラの全色盲を馬鹿にするんだ。どうせモノクロにしか見えないんだろって……でも、でも違うんだ。確かにモノクロ気に見えるけど、温度として感じるんだ。


温度?


そう、たとえばリンゴは仄かに暖かい赤、空は凛と涼やかな青に感じる。だから、だから寂しくないんだよ。だけど、みんなオイラを可哀想な目で見るんだ。その目の色が一番辛い


そうか……


どうせ、お兄ちゃんもそんな目で見てるんでしょ!


どうかな……そうだ、君にこれをやろう


なにこれ?


掛けたらわかるさ






…………赤




……青だ



黄色、緑だ


……色



色がある!








ほら、色眼鏡も悪くないだろ

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