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四季彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
131/1059

転校生

アツヒコ

「おい、聞いたか、今日転校生が来るらしいぞ」

カズキ

「マジ? 男? 女?」

アツヒコ

「男、男。なんでもソイツ、夏目漱石みたいなやつらしいぜ」

カズキ

「夏目漱石? どういう意味だよ」

アツヒコ

「ほら、漱石の由来になった〈石に漱ぎ、流れに枕す〉ってトンチンカンな野郎を指す言葉があるだろう。それと同じだよ」

カズキ

「あぁ、石で歯を磨いて、川の流れを枕にする逆のやつね」

アツヒコ

「そうそう……ソイツ、整髪料を顔に、フェイスクリームを髪に塗るらしい」

カズキ

「うわっキモっ」

アツヒコ

「しかも、I LOVE YOUは〈太陽がギラギラですね〉って訳すらしい」

カズキ

「激ヤバじゃねぇか」

アツヒコ

「そんなネコが来んだって」

カズキ

「え、ネコ!?」

アツヒコ

「そう、転校生は猫である、名前は犬伏猋(いぬぶし ひょう)


カズキ

「いや、名前!!」

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