社長と僕
鴇浪CEO
「ったく、叩き上げで取締役にはなったものの、忙しいな……これなら課長で止めとけば良かった。いいよなぁ、畑山課長は……楽して稼げて……」
畑山課長
「はぁ……課長になったものの、やることばっかし……取締役と係長の板挟みだし……いいよなぁ、森係長は……給料上がって、最近飲んでばかりだよなぁ……」
森係長
「んだよ、係長になったら少し楽出来ると思ったら、余計な付き合いばっかじゃねぇか、給料もそんな上がらないし……いいよなぁ、廣中主任は……縛りもなく伸び伸び出来て……」
廣中主任
「主任って、こんな大変なのか、使えない係員にも怒らず接しろって? んだよ、無駄無駄、平本に何いっても無意味だろ。いいよなぁ、平本は……ボケボケと仕事が出来て……」
平本
「全く、万年係員も楽じゃねぇな。使えない新人のせいで、雑用事はいつもオレだ。いいよなぁ、新人は……常に受け身でいいんだから……」
新人
「うわぁ……社会人も大変だな。覚えること多いし、今までの知識、まるで関係ねぇじゃねぇか。いいよなぁ、大学生は……覚えることなく、遊び呆けれて」
大学生
「嘘だろ……研究漬けじゃん。何で金にもならない微生物を研究しなきゃならないんだよ。いいよなぁ、高校生は……ただいわれた範囲だけを勉強するだけで……」
高校生
「ありえない……テスト広すぎだろ。んなん、遊べねぇじゃねぇか。内申点あるから、気も抜けれねぇし……いいよなぁ、中学生は……テスト範囲狭い上に点悪くてもどーでもいいもんな」
中学生
「げっ、んだよ期末テストって……どんなにテストすんだよ。9教科って多すぎだろ。遊ぶ時間ねぇじゃねーか。いいよなぁ、小学生は……何にもならないテストやるだけでいいもんなぁ」
小学生
「もうやだ。勉強勉強じゃん。早く帰りたいのに、授業多すぎ……いいよなぁ、幼稚園児は……寝ても覚めても絵本聞いて寝るだけじゃん」
幼稚園児
「ぜんぜんおもしろくない。えほんもあきちゃうし、せんせいのおはなしもつまらないよ。はやくおとなになりたいなぁ」
どんな大人になりたいの?
んーとね、しゃちょう!!