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四季彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
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招き猫

「あぁ……ネラノス様、隣村の輩にまた、川を止められました、我々が飢え死ぬのは、もう間近です」

村の小さな祠に村人が土下座を何度も繰り返していた。

無論、その祠にはその村人以外は誰もいない。

村人の、肌は黒く、腕、足は、操り人形のように細く堅かった。

「ネラノス様、我々シナタ族はこれからどうすれば」

「タナス族を果てさせろ」

村人は何度も土下座をする。銀猫に対して。

金の猫は幸福を呼び、銀の猫は不幸を作る。

何回か土下座をしたあと改めて村人が前を見るとそこには猫一匹いなかった。

タナス族がどうなったか、それは、鈍く光った村人の目を見れば明らかである。

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