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四季彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
108/1059

増税演説

知事選の街頭演説にて


明正党 伊藤剛文

「いいですか皆さん、残念ながら増税は確定です。これはどう嘆いていても変わりません。ただ、使い方は変われます。明正党は全員、諦めていますよ。やり方がわからんって。まったく、お恥ずかしい限りです。ただ、私はなるほどな、と思います。増税分の使い道は皆様の方が詳しい。その点では我々は素人なんです。だから、だからこそ教えていただきたい、このままでいいですか? もっとポジティブに考えましょう。今では100円のものが108円になります。私はこの度の増税で、108もの煩悩が変革すると信じています。なぜなら、110円は百獣の王になるんです。さぁ、眠れる獅子は終わりにしませんか、この変換期に110である、伊藤に一つ賭けてみませんか? 私はかならず、かならずや2%の幸せを実行してみせます」




伊藤

「おや、ぼうやも聞きにきてくれたのかい? おじさんのお話、どうだったかな」

男の子

「おもしろかった、たのしみ」

伊藤

「偉いね、おじさんのいってることわかったんだね。ありがとう。何がたのしみなんだろう」




男の子

「おじさんが詐欺罪(うそつき)で110番されるところ」

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