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丈井佳純1
僕もこういうの書いてみたいなぁ。と思ってしまったのですよね。
だから珍しく設定中心に創ったお話です。
丈井佳純は家に帰ると、ランドセルに明日の準備をして、早々にベッドに就いた。
明日は失敗してはいけない。
喧嘩があったのはまだ今日のこと。仲直りするなら、早いうちがいい。そして、最初が肝心だ。夕方、あの子と公園で遊んでたくさん話をした。大丈夫、ちゃんと喋れる。最初に謝って、それがちゃんとできれば仲良くなれる。だから明日に備えて、今日はもう寝よう。
そんなことを思いながら。
慣れない布団で寝る様に、寝返りを何度もうち、手を胸の上に置いてみたり。「んんぅ」と呻きながら顔をおさえたり。
どうにも落ち着かない様子で、一時間ほど考え事を展開しつつ、眠りに就いていった。