くだらない世界5
見ーたーなー!!
001
妹「あー欲しいなぁ。欲しいけれど、無理だろうなぁ」
兄「何を?」
妹「いや、馬鹿兄貴に言ってもどうせ無理だからいい」
兄「馬鹿野郎!シスコンの僕が妹のお願いを断るわけないだろ!」
妹「本当に?」
兄「あぁ!」
妹「欲しいものはお金なの」
兄「うわぁ、生々しい話だ。いくら?」
妹「100万円!」
兄「ちょっと何言ってるかわからないです」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
002
ローソン「やっぱ、フライドチキンでもネーミングが大事だよなぁ」
ファミマ「そうだよな」
ミニストップ「うん、そうだね」
セブイレ「そうだ!そうだ!」
ローソン「俺は、Lチキ!」
ファミマ「俺は、ファミチキ」
ミニストップ「僕は、ジューシーチキン」
セブイレ「揚げ鶏」
三者「まんまじゃねぇか!!」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
003
妹「そういや、さっきどさくさ紛れにシスコンとか言いやがったな、このクズ兄貴。気持ち悪い」
兄「妹に罵られてもご褒美なだけだ!」
妹「うわぁ、きめぇ」
兄「さぁ、もっと!」
妹「じゃあさぁ、私がゴミ兄貴に付き合ってって言ったらどうする?」
兄「え?いや、お前彼氏いるじゃん」
妹「いなかったらよ!いなかったら付き合うわけ?」
兄「いや、そういうのマジ勘弁」
妹「こんのクズムシめぇ・・・」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
004
兄「なぁ、瑠璃」
妹「何?」
兄「今日、母さんも父さんも帰って来ないけれども、晩ごはん何がいい?」
妹「なんでも」
兄「なんでもって何だよ」
妹「だから、なんでもいいって」
兄「そうか。じゃあ、瑠璃は僕を食べたいということか」
妹「ナポリタンが食べたい!!」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
005
兄「ほら早く茶を沸かせよ」
妹「・・・」
兄「おい、聞いてのか!?」
妹「・・・」
兄「おい、瑠璃」
妹「なに?」
兄「臍に茶を沸くように指示しているんだけれど、全然沸かしてくれない」
妹「頭わいてるんじゃねぇのか?臍で茶が沸くわ」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
006
男子A「よー」
男子B「おー」
男子A「なんだよ元気ねぇな?」
男子B「いや、昨日の夜にさぁ、妹に散々頭わいてるだのなんなのって罵られて疲れた」
男子A「瑠璃ちゃんだっけ?」
男子B「そう。1個下なんだけれどさぁ」
男子A「妹に罵られるとかご褒美じゃねぇか!・・・そうだ、新しいゲーム勝ったからお前ん家でしようぜ」
男子B「お前に俺の家の敷居は跨がさん!」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
007
女「喉乾いたなぁ・・・」
爽健美茶「選んでほしいなぁ」
ウーロン茶「緑茶より脂肪分解するよ」
おーいお茶「緑茶と言えば俺でしょ」
ジャスミン茶「女性に人気の私でしょ」
綾鷹「やっべー、あの人マジ可愛い」
女「んー、これにしよ!」
綾鷹「ん?体が浮いてる」
その他4種「!?」
選ばれたのは綾鷹でした。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
008
父「ない!!」
息子「なにが?」
父「父のポッキーがない!」
息子「瑠璃なんじゃねぇの?」
父「いくら娘でも父のものを勝手に食べるのは許せん!瑠璃!!」
娘「なに?」
父「父のポッキー勝手に食べただろ!」
娘「ごめん、昨日食べた」
父「父がポッキー好きなの知っているだろ!」
息子「そういや、昨日瑠璃の彼氏の彰君が来てたな」
父「ポッキーゲームか!?ポッキーゲームをしたのか」
息子「ポッキーゲームどころか道具として使ったかもよ」
父「何!?次は彰君のポッキーが食べたいなってことか!」
息子「俺のは、ポッキーじゃなくてフランだぜ!ってなるな!」
娘「もう、こいつら何なの」
母「男共、今日の晩御飯抜きな」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
009
妹「そういや、お兄ちゃんどこの大学行くか決まってんの?」
兄「ん?まぁ、決まっているけれども」
妹「ふーん」
兄「なんだよ」
妹「べーつーにー」
兄「心配しなくともお前の学力なら余裕で入れるところだから、大学で待っているよ!」
妹「え?どういう意味?」
兄「え?お兄ちゃんと一緒の大学じゃないと私寂しいってことだろ?」
妹「んなわけない」
兄「まぁ、あれだ。一人暮らしはしないから毎日会えるから大丈夫!」
妹「お前の頭が大丈夫かよ!」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
010
男子A「よー、なんだよ屋上になんか呼び出して」
男子B「あぁ、悪いな」
男子A「まぁ、大丈夫だけれども。で、何?」
男子B「いや、別にこれといった話はねぇよ。たまには、屋上で話すのも良いかなと思って」
男子A「そうだな」
男子B「そういやさ、俺なんで生きているかわからなくなる時があるんだよね」
男子A「いきなりどうしたんだよ」
男子B「どうもしてねぇよ。まぁ、生きる理由なんて人それぞれだけれども。お前の生きる理由って何?」
男子A「俺?俺はそうだなぁ………なんだろう。幸せな家庭を築きたいとかかなぁ。そう言われると、難しいな」
男子B「俺はさぁ、死ぬために生きてるんだよね」
男子A「は?」
男子B「生まれたからには、いずれ死はくるものなんだよ。そう考えると生きる理由の延長として死ぬために生きるってことが必然的にでてくるんだよ」
男子A「お前何言ってんだよ」
男子B「仮に自分が死んだら、世の中に影響がると思うか?」
男子A「え?いや、さすがに一般の高校生だから無いとは思うけれども、小規模ではありそう」
男子B「そうか。でもな、人が死んだところで世界は何ら変わらず回り続けるよ。いなくなったところに誰かが代わりに入ってバランスをとるんだよ」
男子A「おい、お前今日変だぞ」
男子B「自分のいなくなった世界って興味でねぇか?」
男子A「え、あ、確かにどうなっているかは興味ある」
男子B「そう。だから、死の世界があるかは誰もわからないし、死ねば無になるといわれた方が現実的だと思う。でも、俺はあるなら見てみたいんだよ。俺が死んだ世界を。だからさ…」
ドサッ
次はあるのかな?