真くん生徒会なうver.1
吉川 真 生徒会会計
結城 生徒会会長
菅原 梓 生徒会副会長
悠 生徒会庶務 結城の弟。
凛音 生徒会書記
つばき 後輩。真の片思い相手。
吉川 真くんと後輩の草花 つばきちゃ んの日常。無自覚両片思いカップルはよ くっつけ。
真さん生徒会なうver.
「なぁ、神咲」
「どうしたんだい、真?」
「悪いんだけど俺、用事あるから会議で られないけどきちんとやっとけよ?」
「わかっている」
「本当か?今日の会議はまともだと良い が…」
「へぇー真くん用事?あーわかった!つ ばきちゃんとデー「ち、違うから!…菅 原、神咲を頼むぞ」
「うん、たのまれたよー」
「あのなぁ…梓?そんな心配しなくても 馬は飼わないと先月決めたじゃないか」
いや…ね?都立の普通科高校の動物の飼 育小屋に馬とかおかしいだろ。
そもそも鶏やうさぎやらて高校に飼うも のなのか?
それとも俺らがおかしいのか…?
「お馬さんも狭いところはやだよー」
「梓が言うなら仕方ないな」
「いや、だから…それ前回決めたじゃな いか」
「じゃあ、話が進まないから真くん行っ て良いよ」
「りょーかい」
「まぁいつものことだからね」
返事をしてすぐに部屋をでていく。
「そういえば津川達はどうしたの?」
「たしか凛音ちゃんは先生とお話がある と言ってたけど」
「悠のバカは多分叱られているのかな」
2人はにこにこと顔を見合わせていちゃ つきはじめた。もちろん2人にいちゃい ちゃという意識はなくただのスキンシッ プなのだが…。
ガラッ、大きな音を立ててドアが開く
「てっめぇ結城!別にいっつも怒られて る訳じゃねーし!! 」
「ふぅん…」
「で、悠くんドアは静かに開けろって 言ってるよね。それと遅刻の理由は?凛 音ちゃんからは聞いてるけど。悠くん 言ってなかったよね」
「あ…ごめん、菅原。ちょっと野球部に 来年のことで相談されてた」
「ふぅん…」
コンコン。ノックの音がする、生徒会メ ンバーはノックするのは凛音ぐらいなの で梓はドアに駆け寄る。
「失礼します、遅れてすみません」
予想通り凛音だった。
「凛音ちゃん!もう終わったの?」
凛音に抱きつく梓とギリィとなる兄弟。ぽ んぽんと撫でると話し始めた。
「梓さん…先生方出張で、いらっしゃら なくて。会議をはじめて下さい。あれ、 吉川くんは?」
「真くんならデート「だから違うっつ の」
用事があったのに関わらず部屋に戻って きた。
「?」
「仕方ねーだろ、先生方出張行っちゃっ たんだから…」
「そうなの?」
「全く…書類見てもらう話どうなったん だよ…。早く終わらせて帰るぞ」
確か今日はつばきと買い物に行く約束も あった。早く帰りたい。
「つばきちゃんのため?」
「バッ…バァカ、違うからな!」
見透かされた気がしてつい暴言を吐い た。
「そうかー(くすくす」
皆が笑っていたなんてこの時の俺は知ら なかった。
それよりもつばきの顔がみたい。