表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

横浜シティーナイト1

作者: 一樹

秋の夕暮れが鮮やかだったが、秋風が、金髪の頭の幸一郎を


揺らし、悲しく降りかかる。


マルボロの煙草に、火をつけ、1LDKの自宅のアパートに帰る。


冷蔵庫の、缶ビールを飲んだ。幸一郎は思った。


(よし、飲みにでも行くかぁ)


ミニスカートに茶髪に派手な格好の若い女が、飲み屋の


客引きをしている。街のネオンは、欲望とストレス社会を


反映するが如くなりつつある。


横浜西口5番街。。。


道には、大学生らしき人が、サークルの打ち上げで、酔って


座ってる。くわえ煙草で、歩いていく、北原幸一郎。キャバク


ラのネオンを見つけ、何気なく入店。


うす暗く、やたらユーロビートのサウンドの音。客全員で20


人くらいいるだろう。派手な格好のキャバ嬢が15,6人。


店のソファーに座ると、すぐ香水の匂いがするキャバ嬢が、


幸一郎に、現れ。すかさず名刺を渡す。


『私、美紅といいます。』


幸一郎は、


(おー横浜の女は何て、美しいのだろう)


と、思った。


美紅は、馴れた手つきで、ハイボールを作る。


『お仕事、何してる方なんですか?』


『詩人』


『すご~い。』


そんな、会話をしていた。


渋い声の幸一郎と美しい声の美紅、この二人の声が


やがて、人が生きてゆく邪心を救うのだ。


二人は、まだ出会って1時間しか立ってないのに、天は


二人を運命のよに導いた。しかし若い男と女は、都会で


欲望のむくままにいる。


   つづく




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ