出会い
一応今回で仲間集めは終了です。
「んじゃ行ってくるわ」瞬が言う。
「行ってらっしゃい」母が答える
―ガチャン―ドアが閉まる
「瞬!」朝から大声で誰かが瞬を呼ぶ
「テルか。てか朝から声でかすぎだぞ。」
「あ、ああ。つかよ、噂で聞いたんだけどあと二人、来るらしいぜ。」
「マッマジかぁ?」
「おお」
―キーンコーンカーンコーン―
「起立。礼」
「おはようございます。」
「おい、カエル聞いたか?」
「何を?」
「なんだぁ知らねぇのかぁ!?ついにあと二人が来るんだってさ。」
「そんなの初めて聞いた」
「オオそりゃそうだ初めて言ったもん」
「そりゃ知るわけないでしょ。」
―しばらくして―
ガラガラガラ~
「すいま」
「せ~ん」
「榎本」
「君」
「いますか?」
見知らぬ男子生徒二人が瞬に声をかけた
「うお」瞬が振り向く
「あの~僕たち野球部入りたいんですけど」
「君は?」
「加持竜希っていいます。」
「野球のルール知ってるの加持君?」
「うん!3球連続バットを振ってファールだったらアウト」
「うん!加持君それキックベースだわ。要するに初心者っていうことで」
「まあね」ニカッと笑う加持君。
「もう一人は?」
「名前は吉田郁人小学生のころよく遊びで野球やってた」
「んじゃぁポジションは?」
「おもに、ファーストか外野手。左利き」
―左利きか。テル以外のピッチャーとしてもいけそうだな―
「んじゃ二人とも入部決定ということで。ところで最後に聞くけど加持君って何が得意なの?」
「俺は走るの速いよ」
―ならノリとどっちが早いか見てみたいな―
「そうか解った。なら放課後少しあいてる?」
「うん」
―放課後―
「みんな、この人が新たに加わった人で・・・」
「加持竜希っていいます。」
「ホントはもう一人いるんだけど今日はこの人。ノリ~」突然瞬が呼ぶ
「何だ?」
「百メートル走で加持君と競争して。」
「別にかまわんが。加持君、俺は速い。それでもいいのか」
「うん!」
「位置についてよ~イ、ドンっ!!」
ダダッ。一斉に走り出した。
「なんだと!?」亀が驚嘆する。
「おいおい」アキラも驚く。
なんと加持君は野球仲間1の俊足のノリと同じスピードで半分のとこまで行っているのだ。
「ノリ、スピード上げるね」加持が唐突に言う
「はっ?」ノリが返事をする。
しかしその返事を待たず加持はどんどんスピードを上げて、ノリを抜いてゴールした。
「おお」
「すげ~」
皆が口をそろえて言う。
「イエ~イ」加持が喜んでいる。そこえ瞬が
「ねっ加持君速いでしょ。」
「ああ」一同が賛同する。
「もう一人は吉田って言って野球のルールもなかなか知っていて俺たちみたいに野球してたそうだ
これからこのメンバーで野球するの楽しみだ」
こんな感じで集まった仲間たち。これからどうするのか
次回からはやっと試合に向けて動き始めますのでよろしくです