そして・・・
受験あけ一発目です。
試合はその後しばらく動かなかった。しかし4回裏試合は動き始める。
「ハァ、ハァ」テルの息が乱れてる。
「テル、大ジョブか?」瞬の問いに
「大ジョブ。勝つまでは、絶対倒れない!」
しかし、その気合いとは裏腹に今は、1死1,3塁。続くバッターへの初球。
カ~ン
「レフトいったぞ」
「ファールっ」
―タイミングはバッチシか。ならここは勝負するわけにはいかない。運よくつぎの8番は無安打だ―
瞬は立ち上がり手を横に出した、敬遠だ。テルはうなずいた。
「ボールフォア。」
「ゲッツーとんぞ!!」
そして、瞬が指示したのは外角、コースはやや甘めのカーブ。
バッターはそれをたたいた。そしてショートへ打球が転がった。しかし、
バチッ。ショートのダチョウがはじいた。
「ぬ、たぁ」しかしダチョウの送球むなしく1塁セーフでオールセーフになった。
「ドンマイ、ドンマイ。内野ホームゲッツー。外野二人め返すなよ。」
そして次の打者には内閣やや甘めのストレート。
カンッその打球はサード、亀の正面に飛んだ。パシ。スタ
「アウト。アウトスリーアウトチェンジ」
そしてピッチャーが変わった。
「次の回、ピッチャー須田君に代わって江川です。」審判の子が伝えに来た。
「江川だって!?」瞬が言う。
「江川ってあの江川なのか」吉田が動揺する。
「なんで知ってんだ?あいつ俺ら友と同じ小学校で野球仲間なんだぞ。」
「知ってんもんにも、あいつは、リトルで有名なピッチャーで俺と同じ小学校なんだよ。」
「え~」瞬たち野球仲間が驚く。
「みんな~久々だなぁ。俺の球見てよ」江川がこっちに言う
その球は速かった。少なくともさっきのピッチャーよりは全然早い球腫はドロップ、スライダー、
シュート。小学校のころからドロップはあったが他は増えたらしい。
「勝負だ!!瞬、カメ。絶対君たちを打ちとってうちが勝つ。」
ついに出てきた宿命の相手。どうなるのか!?