元気になりたい
何度絶望しても、諦めないでいられる強さが欲しい。
私、また、新しい病気になったみたい。
今度の病気は、手術でパッと解決できるようなものではないらしい。
上手に付き合っていく中で、いつか治るといいね、というタイプの病気らしい。
投薬治療で頑張る。
そういう病気もいくつか持っているから、受け入れることは出来た。
けど、即日ドクターストップ。
また療養生活に戻ってしまった。
私が復職し、働けたのはわずか3ヶ月間だけ。
お医者さんから言わせると、私の心身の健康状態からすれば、復職できたことそのものが奇跡だったらしい。
でも、私はそうとは思えなくて、もっと早くに復職出来たかもとか、自分は怠けてるんじゃないかとか、周りは受け入れてくれるかなとか…。
とにかく、復職が近づくにつれ、毎日自分を責めてた。
復職自体は、とてもスムーズだった。
仕事も、出来るだけ術後の私の体に負担のないように、周囲が気遣ってくれた。
それなのに、なんでまた…。
心の整理がつかなくて、なろうにもあまり顔が出せなかった。
ネガティブなことは書きたくなかった。
あと、なろうは私の友人たちも読んでいるから、心配させてしまう気がして、書けなかった。
そうしたら、なろうっていう、私の心の居場所がひとつ無くなっちゃう感じがあった。
それは今の自分にとっては良くないと思ったから、エッセイにする。
何度絶望しても、私、生きるの諦めたくない。
新しいお薬はもう始まっていて、飲むと少し気持ち悪い。
でも、頑張る。
私は婦人科疾患の完治を目指して、子宮と左卵巣を1年前摘出した。
その術後の傷はと言うと、かなり良くなったけど、跡は残った。
特に左側にある傷が赤黒く、ボコっとしていて目立つのと、おへその傷はグロくて縫合の跡まで見えてる。おへそが裏返った感じになっちゃってる。
痛みは、ある。
長時間座っていると、左下腹部が痛くなる。
物をぶつけるなど物理的痛みは、内臓まで響いて痛い。
それから、私は子宮はないけど、右卵巣はあるから、周期ごとに排卵する。だから、排卵痛がある。
生理はないけど、生理痛は起こる。
子宮全摘の前よりは格段にマシだが、生理の期間は痛み止めは3食飲まなければ、生理痛の痛みで動けない。
痛み止めは、すごい痛い時はロキソニン。そうでない時は、早く効くタイプのイブやバファリンでどうにかおさまっている。
手術したら、健康になれるんだと思いすぎてた。
甘かった。
自分は身体虚弱なのだった。
今回、本当に通勤するのもつらくて、タクシー通勤でめちゃくちゃ頑張ったけど、それでもダメだった。
たくさん欠勤して、同僚に迷惑をかけてしまった。
申し訳なかった。
私が仕事しやすいように配慮してくれたのに、元気に働けなくて、本当に申し訳なかった。
家族にも。
こんなに支えてくれてるのに、また病気になって、ごめんねって気持ちでいっぱいだった。
妹は、「いくらでも休みな。健康がいちばんだから。」と優しくしてくれた。
本当に、ややもすると、こんなに何も出来ない、生産性のない自分が生きてることが、申し訳なくなる。
自分を責める考え方は出来るだけしないようにして、早く仕事に戻れるように努力する。
目標は、秋に復職すること。
それまでは、お薬が効いてくれることを祈りながら、静養する。
好きなことをする。
ストレスを感じない生活をする。
新しい病気は、発作みたいに突発的に悪くなる。
そのトリガーを出来るだけ先に排除する。
起きたら、すぐお薬飲む。
頑張ってみる。
生きることを諦めないでいたい。
それから、可能なら真面目に生きたい。
しっかり仕事したり、きっちり家事したり、怠けないでサボらないで、堅実に生きたい。
普通の人が普通にこなしてること、私にはいつも難しかった。
真面目に生きてる人たちがキラキラして見えた。
私も、真面目に生きたい。
本当に、今回、診断がおりるまで時間がかかって、何の病気なのか分からなくて怖かった。
でも、何の病気でも治療を頑張る。
元気な自分になって、迷惑かけた人たちに、あの時はありがとうございましたって言いたい。
もっとちゃんとした自分になりたい。
元気になりたい。