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第一話 2020年 3月3日 S店店長Mの通告

第一話 2020年 3月3日 S店店長Mの通告


 私が、夜のタイムセールを、イート・インコーナーで待って居たところ、店長Mと副店長Oが、来るなり、「話を聞いて下さい」と、声をを揃えて、連呼し始めた。

 私は、いつもの嫌がらせだろうと思ったのだが、この日は、しつこく食いさがって来た。2日前にも、利用時間を稼ぐ為に、通路の隅に居た所へ、集金のついでの餅に絡まれたばかりで、うんざりしていたので、無視をしていたが、10分くらいして、あまりにも鬱陶しいので、応じてしまった。

 その直後、「貼り紙を見てください!」と、副店長Oが、強要してきた。

 私は、癪なので、貼り紙の前へ、寸前まで顔を近付けて、要望通りにしてやった。

 すると、「店長、僕ら、馬鹿にされてますねぇ〜」という言葉を発した。

 私は、一瞬、何様だと思った。完全に、蔑んでいる物言いだからだ。そして、二人の方へ向き直った。

 その途端、「お客様、幾度となく注意を致しましたが、ルールを守られないので、今後、当店と系列店の入店を、一生、御断りさせていただきます」と、店長Mが、満面の笑みを浮かべながら、満を持したように、告げた。そして、「何なら、証拠を見せても構いませんよ」と、したり顔で、示唆した。

 次の瞬間、「バカ! ふざけるな!」と、私は、咄嗟に、語気を荒らげた。店長になったばかりのMに、幾度もの通告される程の回数の注意は、受けていないし、イート・インへ来たのは、2月19日と今回だけからだ。

 その刹那、「それ、名誉毀損ですよ」と、副店長Oが、援護口擊をした。そして、「記録させて貰いますね」と、どや顔で、手洗い場のペーパータオルを引き抜いて、テーブルを使わないで、自身の左手の手の平を使用して、記載をし始めた。

 その間に、「本日で最後ですので、お見送りをさせて貰います」と、店長Mが、作り笑いを浮かべながら、促した。

 私は、買い物を済ませていないので、拒んだ。今宵の食料が、無いからだ。

 店長Mが、「どうも、ありがとうございました。お見送りしますので、早く帰って下さい」と、こちらの事情などお構い無しに、急かした。

 結局、私は、店長Mと副店長Oに店外まで追いやられた。そして、自転車の在る場所まで付きまとわれた。あの時の悔しさと店長Mの勝ち誇った顔は、トラウマになるくらい、忘れられなかった。なので、帰宅するなり、手持ちの量販店Sのハガキへ、即刻、この件を記入した。

 翌日、量販店Sの入口に在る郵便ポストへ投函してやった。

 それから、悶々とした日々を、問い合わせする翌年の8月15日まで過ごす事となのだった。

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