ZweiLicht 番外編 ポッキーの日
今日は、ポッキーの日
私は、彼氏ができたらやってみたいものがあった
それはポッキーゲーム
よく動画で、友達同士や恋人同士でやっているのを見て
恥ずかしそうにしているのが、少し分からなくてやってみようとポッキーを買ってきたのはいいけど、言い出す勇気がなく夜になってしまった。
お風呂に入っている時にあがったら言うことを決心した。
お風呂からあがると彼氏の古シャツをみて少し前のことを思い出していた。
3ヶ月前同居をする時にパジャマを買おうと思っていると
夕ご飯の準備をしている侑哉が手を止めて「パジャマ買うなら俺の古シャツをパジャマ代わりにすればいいと思うぞ」
と言われたが、少し困ったがお金は使いたくなかったからいいかなと思った。
リビングに行くと
テレビを見ている彼氏がいた
彼を呼ぶと
“どうした”と私に聞いてきて勇気を出して
「うーや、ポッキー食べませんか?」
と恥ずかしくて小さな声で聞くと
「いいよ」
そのままポッキーで顔を隠しながら
ポッキーゲームをしたいですと言うと
苦笑いしながらものすごく優しい声で
「いいよ。珍しいなポッキーゲームしないなんて」
と言われたので、やりたい理由を言うと
“とりあえずひと袋は普通に食べようか”
私はうなづいて横で彼氏の侑哉の横に座ると
「うーやは、こういうゲームしたことあるの」
「ないから今回が初めてだな」
と言ってきて私はびっくりして
侑哉の顔を見て
嘘だと言ったら
「まじだからだから少し緊張している」
私はもっと緊張と恥ずかしさがこみ上げてきて体育座りして顔を隠していると
「ゆーうこっち見て」
と言われて向くとポッキーをくわえながら待っているので
くわえようと思ったけど恥ずかしさが勝って
手で顔を隠して小さな声で勘弁してというと
もう一度名前を呼ばれたので手を少し離すと
口の中に何かが入ってきてそれを折って食べるとポッキーだった
侑哉の顔を見ると優しそうな顔で
「間接キスだな」
と言われて少し経った後に持つ方をくわえていた侑哉のポッキーだと気づいて恥ずかしさが最大になって逃げようと思ったけど、手をつかまれて元の位置に戻されて
「ポッキーゲームまだしてないだろ」
と言われて
「けど、恥ずかしい」
「どこの誰だ。ポッキーゲームをしたいと言い出した人は」
と意地悪な顔をした侑哉がいて
やらないと終わらないと思って
そのあとポッキーゲームを私が泣き出すまでやったのはまた別の日に