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選ぶからこそ 選ばれる 超短編

作者: 石田 義成

生を受けるという事は選ばれるという事。

時間を消費するという事は、生を選ぶという事。

人は常に選択し、選択される。

常日頃思う事がある。

例えば新人漫画家の応募があったとして

そこに応募し、何かしらの賞を得た人間がいたとする。

最優秀賞を授与した人間

入選した人間

どちらが凄いかといえば、最優秀賞を取った人間であるかもしれない。

しかし原点を振り返ってみよう。

日に月に、その応募は数千数万にも上る時、入選した時点でそれは限りある中から選ばれたという事。

10万人が応募したのであれば、その入選は10万人の中から選ばれた事になる。

選んだからこそ選ばれたのだ。

オリンピックに出たアスリートが4位を取りメダルを逃した時、「メダルが取れなくて残念でしたね」

などという言葉。

何を言ってるんですか貴方は。と

世の中にどれだけのアスリートがいて、同じジャンルで競う人間がいて

その中での4位を次は頑張って欲しいという言葉で終わらせる人間は

おいそれと取って代わってその4位という結果を叩き出せるのだろうか?

本人自身、すごく悔しかったであろう事でも、どうか卑下しないでいただきたい。

自分で選び 結果を出そうと努力し 紆余曲折を繰り返し辿り着いたその場所に立つ。 誉れ高い結果だ。


それとは逆に選ばれなかった人間

どんなに地道な努力を重ねて悩み苦しんでも辿り着けない場所。

何故自分は辿り着けないのかと、知り得るはずもない答えを探し求め

何故お前は辿り着けないのかと、知り得るはずもない答えを求められる

だがその答えに近いものを知る事はできるのではないだろうか。

それは原動力。

貴方が何故選び、選ばれたいのか。

選んだ理由 選ばれたい理由

その2つをもう一度自分の中で考え、まとめてみる。

それが例え結果に繋がらずとも、いきなり答えを探すよりは有意義でより明確なものと言えるのではないか。


理由の原点を辿った時、僕の中では「知る」と言う文字が浮かぶ。


理由とは知るの派生ではないだろうか。

貴方は知りたいのだ、自分の実力を、自分を見てくれるものを。

他人は知りたいのだ、興味のある相手の実力を、有益さを。


そこに自然と努力が生まれ、自分をより高みへと連れて行く事が出来る。

そして喜怒哀楽による様々な自分と闘い、励まされ、洗練され、結果へとつながる。


だがこれは、あくまで絵空事のようなものだと片付けられてしまうだろう。

だから僕は貴方にいいたい。

無理に続ける必要も無ければ

続けるために無理をする事もない。

ただひたすらに選び続けて欲しい。

自分が知りたい事を、やりたい事を。

それは様々な形で阻まれ、諦めてしまうかもしれない。

だがそれでも選ぶ事は諦めないで欲しい。

元々どうしようもない理由以外で阻まれ、自分が諦めてしまうような選択肢なら、その先例え続けていたとしても貴方が選ばれる事はほぼ無いであろう。

選んで選んで選び尽くして、本気になれるものと出会えた時、貴方は何かしらに選ばれる。

物語の主人公の1人になるのだ。

これを読んで頂いた方への小なり希望になれたなら、僕のこのメッセージは貴方に選ばれた事になるでしょう。

僕が誰かの希望になりたいと選びこれを書き、希望が欲しいと願う誰かに選ばれる。

このメッセージは様々な事へ置き換えられるようにしたためました。

日々喧騒の中生きる人達へ

ここで少し人生の箸休めはいかがでしょうか。

〜終〜


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