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本当は…  作者: のん
2/3

クラスメイト

南美中学校1-1教室内--

下の掲示板にあったクラス別の表を見てクラスに行く。

この中学は小学校の友達が少ないから緊張でおかしくなりそうだ。

教室からは話し声すら聞こえてこない。

ドアの前で深呼吸を繰り返し緊張を解いていると廊下を走ってきた子が私のクラスに入っていった。

ガラガラッ

『おはようっ!うちは野々宮南帆(ノノミヤナホ)。なほって呼んでやっ!!一年間よろしく頼むわ。』

関西弁の特徴のある喋り方の挨拶が静かな教室に響く。突然の静寂破りに驚きつつ挨拶されたことを思い出し…。

『おはよ、南帆ちゃん。私は蒔田乃愛(マキタノア)。ノアって呼んでね。宜しく~。』

『…はよ。俺は猪狩萩(イカリシュウ)宜しく。』

『おはよう。俺は幸村蓮斗(ユキムラレント)宜しくな。』

『おはよぉー。アタシ蒼井璃奈(アオイリナ)ヨロシクねぇ~。』

『何や皆元気やん。静かなクラスやからちょっとどーしよとか思ってしもたわぁ。』

途端にクラスから話し声が広がる。

(すっ、凄い・・・・・私もこのノリで・・・・・)勢い良くドアを開ける

ガラガラッ

「お、おひゃよぉっ!!」…又噛んだっ!!

『『『『……………クっ//』』』』

(わ、笑われた…。恥ずかしい…。やっぱり真似しても上手くいかないな…。)恥ずかしくてまたうつむいてしまった。

『おはようっ、あんたの名前は?』

私が噛んだ事なんかもろともせずに名前を聞いてくれた。

「あ、えっ、柚希葉瑠乃(ユズキハルノ)、ですっ!」

『葉瑠乃か、ハルって呼んでええ?うちは南帆、野々宮南帆宜しくな』

「あ、うんっ。よろしくね南帆ちゃん」

(ハルってあだ名なのかな…何か嬉しい。)

『ハルっていいなぁ私も呼びたい。私蒔田乃愛宜しくね』

『俺は猪狩萩』

『俺は~幸村蓮斗。宜しく柚希さんっ』

『蒼井璃奈だよー。りなって呼んでねハルちゃん』

『宜しくっ!奈帆ちゃん、乃愛ちゃん、璃奈ちゃん、…い、猪狩君、幸村・・くんっ…』(おもっきり噛んだ・・・・・やっぱりまだ苦手だなぁ…。

こうして入学式の前の空き時間私はクラスメイトと談笑を楽しんだ。


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