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部員勧誘

「ここが白桜学園の野球グラウンドか・・・狭いな」

一人の少年はそうつぶやくと歩いて行った。



「さて、俺の知り合いをまず当たってみるか」

僕たちは、まず陸上部見学場に来た。

「よぉ本多」

「ん?、あぁ阿部かどうした?」

そこには短髪で元気良さそうな感じの少年がいた。

「実はお前に頼みがあってな―――――」



「事情は分かったけど・・・俺は陸上部に・・・」

「そう言わず頼むよ、投手はもういるんだからさぁ」

「投手って、そこの君?」

急に二人の目線が自分に向いた。

「はっ!!そそそそうです!」

「お、おぅそうか」

「こいつは気が弱いと言うかめんどい性格だからそのへんヨロシクな」

「あ、あぁ了解した」

「・・・よろしくです」

その後阿部は本多を条件付きで説得した。

とりあえずOKだが、部員が揃わなければ好きにしていいと言う条件だ。

この条件で阿部の知り合い全てに説得し成功した。


「さて、あと一人だな・・・できればサードがいいんだけどなぁ」

サード、それは見た目以上に守備がとわれるポジションだ。

野球経験、なおかつサード経験ありの人材・・・

「あ、阿部くん・・・もう無理なんじゃ・・・」

「くそっ・・・さすがにいないか」

あれから結構な人数当たってみたが見つからなかった。

と思っていた時そいつは現れた。

「ここって野球部あんの?」

阿部が答えた。

「ん?いや実際無いが・・・」

「そうか、いや野球もう一回しようと思ってさ・・・」

「もう一回って・・・もしかして野球経験あり?ポジションは??」

僕たちの願いは叶った。

「あぁあるよ中2まで8年間してた、ほとんど内野だ、まぁサードかな」

「!?」

全員の声が響き渡った。

「キターーーー!!!」

「マジかよぉぉぉ!!!」

「奇跡ってあるんだなぁ~」

「えっ、何だよ急に!?」

「俺たち野球部作るんだそれであと一人サードがいなくて・・・」

その後阿部やみんなの奇跡だぁ、と言う言葉が飛び交う中チームが完成した。


白桜学園野球部の復活だ。

そして僕の夢への第一歩だった―――――――

次回、第三話 杉本の実力

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