表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

幻想奇譚

同胞祝い、山車

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

幻想奇譚、起承転結。

同胞の御奉祀なんだ。

君も祝ってくれるかい?


とある社にお邪魔した際のお話で御座います。三緒様に呼び止められました。何時もはひっそりと微笑みかけ、一言二言御言葉を交わし、鳥居まで送って下さる方。慎ましくて、あまり自己主張をなさらない方。そんな方が本日に限り、呼び止める様に、そっと手首を包まれました。

「君はこの後、何処へ?」

「□□神社へ参拝の予定で御座います」

そう申し上げますと、何時も冷静で思慮深い瞳が子供のようにキラキラと輝き始めました。其れからそっと顔を近付けて、視線を合わせ、囁く様に一言。

「そう。じゃあ、彼に遭ったら宜しくね。悪戯好きだから、会えないかも知れ無いけれど」

そう仰ったが最後。何時もと変わらぬ慎ましやかな微笑みを浮かべ、そっと手を振って下さいました。


意味深長な神託を戴き訪れた某所。どうやら本日は催事のよう。鳥居の外からでも拝見出来る竿燈。現時刻、正午故に灯りは灯されておりません。けれども夜の帳が降りれば、橙の灯火を連ねて輝き続けるのでしょう。其れはきっと……圧巻……。

思わず見蕩れた後に、ふと現実に。これが飾られて居るという事はきっと特別な催事が開かれるのでしょう。早速一例をし、境内へ。

中には祭り事宜しく、屋台やテントが軒を連ねておりました。内なる闘志をひしひしと感じる空気。しかしまだ本番では無い故に賑わいは慎ましいものです。そこである物を一つ発見したのです。

参拝の参列していると、とある御祭神のお名前が目に入りました。それは小さい御姿の神様。一寸法師の元となったとも、まことしやかに噂される神様。そして何より、三緒様と共に御国を作られたお方。ああ、それ故に三緒方様はお喜びになられたのですね。かつての同胞を祝う為。

視線を逸らして境内、端の方に寄せられた巨大な山車。一つは絢爛豪華な金の装飾その真上、歌舞伎役者の様な御人形がどっしりと構えております。ふっさりとした赤毛、そして木彫の能面。最近何処かでお逢い致しましたでしょうか……。とても見覚えが御座います……。

そしてその横には対象的な黒を基調としたもの。お隣と比較しても、装飾は控え目。そして上部に乗った御人形も子供の様な御姿をしております。

じっと凝視する事数秒間、その小さな童の御人形が悪戯っ子のように笑った気がしたのです。まるで私を揶揄う様に。

三緒方様、御姿は拝見致しかねます。けれども、お逢いする事は出来ました。縁を紡ぎ戴き、誠に有難う御座います。


渡のメモ帳

神社巡り4つ目。完 サンドイッチ、トースト。

此方の歌舞伎役者の御人形、猩猩(しょうじょう)と呼ばれるそうですね。

個人的に伏線塗れかつ、伏線回収の回だと思ってます。

何れまた、猩々(しょうじょう)人形とまた会えると良いですね。でもきっと会えますよ。

だってGW初日に訪れた神社と深い関係がありますもの。

まぁそれとは別に、飆靡様がムスッとした顔で渡の腕を掴んでそうですけど。

自己主張とっても強い方だと思ってるので、今日も豪風です。


※詳しく話すと場所が特定され、場所、人、神様に迷惑被りそうなので、これくらいに。


この物語は本日の経験を少し弄って書きました。

三緒様の社の滞在時間が何時もより長かったのを、引き止められた。と落とし込み、童人形を三緒様の同胞として扱った事以外は大体一緒です。


ちなみにこの童人形、桃太郎がモデルのようで。

でも、旗に書かれた『御祭神の名前(三緒様の同胞)』からの『童人形』だったので、連想しちゃいました。

え、意図的ですよね? 絶対意図的ですよね?

スマホで調べた後に山車見たら、絶対連想しますよ( ˙꒳˙ )

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ