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プリシアと精霊王

精霊たちと精霊王の登場。

プリシアがシュアイサス王国へやってきて数週間がたった。

カルロット王国。グローリー伯爵家は、モーガンの屋敷から戻ってきた。家族みんながプリシアが無事を祈っていた。


一方こちは、カルロット王国へ王城。デイビスは頭をかかえていた。それは、モーガンの屋敷を見張っていた兵士2人が仕事をサボりしかもとある町の酒場で酔っぱらい暴れてしまって迷惑をかけていた。兵士は、なぜ酒場にいたのかまったく覚えていなかった。実はシュアイサス王国の皇太子ユリアスがプリシアを助けた時兵士2人に魔法をかけたのだ。その日の出来事を忘れる魔法。ふらふら歩いて酒場に入り酔っぱらった。

「はぁ。兵士は何をしているのだ。」

デイビスがため息をつく。すると大臣が

「困ったものですね。まぁプリシア嬢の件は、少し置いといて酒場の件をなんとかしましょう。」


こちらはシュアイサス王国。プリシアは、国王に王国の歴史を聞いたり、王妃のお茶会を楽しんでいた。王城の図書室でいろんな本を読んでいた。主に精霊についてだ。ピスケスのことが気になり精霊についての資料を調べた。資料の中に挿し絵があった。ピスケスだけではなく他の精霊の絵があった。しかし精霊王についてはなかった。


ある日プリシアが裏庭を散歩していた。ベンチで休憩して花に見とれていると

「ら~ら~ら~ら~ら~。」

どこからともなく歌声が聞こえてきた。

「何かしら?。」

歌は、城の裏の森からだった。プリシアは、歌がする方へ歩いていった。

「プリシア様。どこですか?。」

プリシアは、木のトンネルを抜けると湖に出た。さらに湖の上に女の子が歌を歌っていた。さらにバレエをしながら。サラサラでツインテールで黄色がかった白色の髪、右がオレンジ左が紫のオッドアイの瞳。

ながめていると女の子がこちらに気付き空を飛んでやってきた。

「こんにちは。あなたプリシア・プリラ・カルロットですね。」

「どうしてわたくしの名を。」

「何でも知っているのよ。あなたのこと。あなたの過去も。」

プリシアは、一歩さがった。プリシアの過去については国王や王妃、ユリアス、そして王城の使用人達以外は、知らないはず。

「あなたは、一体誰?。」

「あらこれは失礼。わたしは、スターダスト。シュアイサス王国の星の精霊王。スターって呼ばれているのよ。」

「精霊王ですって。」

「驚くのも無理ないよ。見た目は人間だもの。」

プリシアとスターダストは、湖のほとりに座り話をした。

「スターダスト様よくこの湖を訪れているのですか。」

「うん。わたしのお気に入りの場所。たまに王都にも行くけどね。」

「確かに人間そのものですわ。」

「うん。実はこの間ピスケスとプリシアが会ったことを他の精霊達がうらやましいそうにしてたよ。」

「そうなのですか?」

「うん。ピスケスだけズルいってね。」

プリシアは、くすくす笑った。一緒におしゃべりをしていると、精霊達がやってきた。

『スターダスト様もズルいです。』

「たまたま会っただけだよ。」

たくさんの精霊がプリシアに寄ってきた。

『こんにちは。初めましてわたしはアリエス。』

『わたしはタウルス。』『私達は、ジェミニ。双子なの。』

『わたしはキャンサー。』『あたしは、レオだよ。』

『わたくしは、ヴァルゴ。』『わたしは、リブラ。』

『あたしは、スコーピオンです。』『わたしは、サジット。』『わたしは、カプリコーン。』『わたしは、アクエリアスだよ。』『ピスケスだよ。また会ったね。』

精霊達が次々に挨拶をしていった。

「よろしくね。プリシア・プリラ・カルロットです。」

プリシアも挨拶すると

「それはよろしくプリシア。」

さらにストレートロングでオレンジ色の髪、右が紫、左が黄色のオッドアイの瞳を持つ男の子。そしてふわふわなウェーブで紫色の髪、右が黄色、左がオレンジのオッドアイの瞳を持つ女の子がやってきた。

「初めましてプリシア。僕はサンシャイン。シュアイサス王国の太陽の精霊王さ。シャインって呼ばれている。」

「初めまして。わたくしはムーンライト。シュアイサス王国の月の精霊王です。ムーンって呼ばれていますのよ。」

「太陽と月の精霊王。そして星。あなた方は兄妹ですか?。」

「そのとおり。僕達は、精霊王の三つ子。僕サンシャインが長男。ムーンが長女。スターが次女。」

プリシアは驚きながら

「へぇーーー。」

すると

「プリシア。」

ユリアスと数人の騎手がやってきた

「ユリアス様。」

「無事でよかった。ミーナからプリシアがどこを探してもいないっと心配していたから。こっちの方から声が聞こえたから来てみたら。」

するとユリアスは、プリシアのとなりに精霊王達がいることに驚いていた。

「まさか精霊王。お久しぶりです。」

すぐに挨拶をした。

「ユリアス元気そうだね。」

『ユリアスだ。帰ってきたんだね。』

精霊と挨拶をかわす。

「そろそろ帰りますわ。そうそうユリアス、プリシア。あなた達の将来わたくし達楽しみにしていますからね。」

ムーンライト達は、そう言うとすぅーーと消えていった。

プリシアは、考えていた。ムーンが言った一言を。ユリアスとわたくしの未来。それはユリアスも同様。少しもやもやしていた。


精霊たちとのふれあいでプリシアの運命が驚きの展開が待ち受けていた。



次の展開でプリシアの将来についてが明らかになります。

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