表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/21

新たな出会い

海での出会いと王城での出会いの物語。

国境を超えシュアイサス王国に入って3日たった。田舎町を抜け中心の王都に近づいていた。プリシアは、馬車から外の景色を楽しんでいた。すると、

「あれ。何となく潮の香りがしてきた。」

それにユリアスは、

「もうすぐ海が見えてきますよ。」

「海ですか?。わたくし海に来たことがないのですごく楽しみです。」

プリシアは、すごく興奮していた。

しばらく行くと海が見えてきた。そこには、果てしく続く海。きれいな青い海。ユリアスはプリシアを連れ休憩がてら馬車を降り浜辺を散歩する。プリシアは、きれいな海を見て思った。育ての家族であるグローリー伯爵家のみんなに見せてあげたいっと思った。その時、海から

バシャーーーン。

「あれは、何ですか?」

海から生き物が飛び出した。

「あれは、海に住む生き物のイルカだよ。」

イルカがたくさん泳いでいた。プリシアは、イルカに見とれていたその時、ジャンプしたイルカの上に女の子が乗っていた。あまりにも驚愕すぎて

「何あれ。」

思わず叫ぶ。

ユリアスもイルカの方を見る。

すると女の子は、こちらに気がついたのかイルカと一緒に浜辺の方へやってきた。イルカから降り歩いてきてわたくしの前までくると、

『ユリアスだ。帰ってきたんだね。』

するとユリアスは、

「もしかしてピスケス?。」

『そのとおり。ピスケスだよ。』

ピスケスという女の子は、ユリアスと知り合いみたい。10歳のくらいの子供で水色の髪水色の瞳。ピスケスは、プリシアに近づき

『あなた誰?。』

プリシアは、あわてて

「わたくしは、プリシア。プリシア・プリラ・カルロット。よろしくね。」

ピスケスは、微笑みながら

『わたしはピスケスだよ。シュアイサス王国の精霊だよ。』

「精霊?。」

2人のやりとりを見ていたユリアスが

「この王国は、3人の精霊王が造り上げた。そしてその下に小さな精霊達がいる。12精霊と呼ばれている。」

『実際は、13人だよ。』

「13人?。12精霊なのに。」

『双子の精霊がいるの。だから13人。』

「へぇーーー。」

『ねぇプリシア。今度わたし達が住んでいる神殿に遊びにてきね。』

「神殿があるの?。」

『うん。わたし達精霊と精霊王がいるの。今度みんなにプリシアのことを紹介したいの。』

「じゃあ今度。必ず行きますわ。」

プリシアはピスケスに約束した。ピスケスは、イルカと一緒に去っていった。そして馬車に戻り王城へ目指す。


ピスケスと出会って2時間後。無事にシュアイサス王国の王城にたどり着いた。メイドや使用人達が出迎える。

「ユリアス殿下お帰りなさいませ。」

プリシアは、ユリアスのエスコートで城の中へ入っていく。

すぐに玉座の間に向かう。そこには、ユリアスの父と母が待っていた。

「父上。母上。お久しぶりです。ただいま戻りました。」

「ユリアス。元気そうでなによりだ。」

「今度ゆっくり留学していた間の話を聞かせてね。」

陛下と王妃は、ユリアスが帰ってきたことを喜ぶ。すると、

「そちらが手紙に書いてあった令嬢か。」

「初めまして国王陛下。王妃様。プリシア・プリラ・カルロットと申します。」

プリシアは、少し緊張しながら挨拶をする。

「話は聞いておる。王女と隠して生活をし命を狙われているから逃げてきたと。かわいそうに。」

「本当の両親と暮らせなくて辛いでしょうね。」

「はい。でも育ての親であるグローリー伯爵家の皆さんに家族同様に育ててもらいました。」

「離ればなれで辛いだろう。安心するがよい。我々がそなたを守ると約束しよう。」

プリシアは、少し笑顔になり

「ありがとうございます。」

するとそこに1人のメイドがやったきた

「陛下。お呼びでしょうか?。」

「ミーナ待っておったぞ。プリシア嬢紹介しよう。今日からそなたの侍女になるミーナだ。」

「初めましてプリシア様。わたしミーナ。ミーナ・レイナールです。」

「初めまして。プリシア・プリラ・カルロットです。よろしくお願いしますミーナさん。」

ミーナが微笑みながら

「さんは、よしてください。ミーナでいいですよ。」

「はい。よろしくミーナ。」

「ミーナ。プリシア嬢を例の部屋に案内しろ。」

「かしこまりました。それではプリシア様お部屋にご案内いたします。」

ミーナは、プリシアを案内するため去っていった。


こちらは、ピスケスが住む精霊の神殿。ピスケスが海から帰ってきた。すると他の精霊達がピスケスに近づき

『ピスケスズルい。プリシアとたくさんお話しして。』

『わたし悪くないもん。イルカさん達と遊んでたら偶然会っただけだもん。』

『それでもズルい。』

精霊達が口々に文句を言うと

「止めるんだ。」

すると玉座に座る男の子がいた。

「喧嘩は、ダメよ。」

右隣の玉座の女の子が言い。

「そのうち会えるわよ。」

左隣の玉座の女の子がなだめる。

「少しおもしろくなったきたな。」

「プリシア・プリラ・カルロットか。可愛いじゃない。」

「早く会ってみたい。」

小さな精霊達も

『ユリアスとプリシアは、これからどうなるの。』

「うーーーん。まぁプリシアは、ユリアスにとって大切な人かな?。」

「これから2人の将来が楽しみね。」


これからプリシアにたくさんの出会いが待っていた。

次回精霊達との出会い。そして精霊王達とも。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ