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ふらいんぐきゃっと

作者: 多々良

発作的に書いてしまった話です。ねこと結婚したいくらいねこが好きです。よろしくおねがいします。

神奈川県某所

にゃー

「......もう朝?......あと五分......」

にゃー

「もう、静かにして......猫?」


猫なんてもうしばらく見てないな。スーパーレアかも。いや、待て。


「猫⁉︎」

布団を蹴っ飛ばし、声のする方に目を凝らす。私の部屋、見慣れた間取り、カーテンから漏れる光。うん、窓だね。ウチは五階のはずなんだけどなぁ...?

いつもの寝起きの百倍覚醒している私は、そのカーテンをシャッと勢いよく引いた。


にゃー


ねこがいた。

「よろしくおねがいします」

目があったので思わず挨拶してしまった。人間驚くと何するかわからん......いやもっとわからんのはこの猫だ。


誤解を招かないように言っておこう。五階の窓の外といっても、私の部屋はベランダに通じてるわけでもなく、植物が置けるようなスペースがあるわけでもなく、本当に外と直結した窓だ。当然猫がくつろげる場所などないし、そもそも辿り着ける場所でもない。


そしてこの猫、窓の上の雨除けに引っかかっている。尻尾が。尻尾が。

引っかかった尻尾とその上のゆらりゆらりとゆれる丸こい体は、まさしく風船だ。

「ねえ、なんであなたは浮かんでるの?」


にゃー


「なんか、楽しそうね」

可愛いアンド可愛そうなので解いてあげてみた。


にゃーーーーーーぁぁ.........


そう残しこの毛玉は空へと昇っていった。物理的に。ふう。

ずいぶんな出来事だった。Twitterにでもあげよう。ああ、動画とっとけばよかった。

そして今日のイベントはこれだけではなかった。

スマホに目を落とし、ため息ひとつ。ああ、この時間なら学校には余裕で遅刻だ。


なんでねこが飛ぶのかなんて全くわからないが、達者でな。

......ついでに家を出るとき室外機に巻き込まれてるねこも見た。






???紛争地域

「レーダー、空からの無数の落下物を探知! 対象、目的共に不明、戦場全域に落ちてきます!」

怒号の飛び交う前線基地本部。

「進軍、砲撃中断! 対象の詳細な情報が判明するまでは......」

「そんな悠長なことをしてる余裕はっ......!」


ボトボトボトボト


みゃー


その日、戦端が開かれることはなく、ねこを保護するうちに両軍一時休戦となったそうな。

某シュガーソングでLAな血界のマンガ中にほんのちょっと出てきた風船みたいなねこが可愛すぎて書いちゃいました♪

ついでにSCPネタも混ざりました。これも発作です。

素敵じゃないですか?

そらに飛んでいくねこ。エアコンに巻き込まれてぐるぐるするねこ。多分触った感じはもちもちで、顔を埋めたくなるような柔らかさ。でもねこはねこだからもふもふされるとちょっと嫌がるんですけど、ふわふわ浮かんじゃうからあんまり逃げられなくて......

取り乱しました。......閑話休題、素敵なねこの話を書いてみました。

御高覧、ありがとうございました。

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