第8話 昼崎さんとデート①
本日二度目の投稿です
前話をまだ読んでいない方は1話は戻ってください。
今日は昼崎さんとのデートの日。
集合場所には1時間前に着いてしまった。
昨晩からドキドキが止まらない。
早く昼崎さんに会いたいな。
は、我ながら恥ずかしいことを......
集合時間の30分前、昼崎さんがやってきた。
『ごめん、待った?』
「かわいい......」
『へっ?』
あれ、今僕声に出てた?
案の定昼崎さんが耳まで真っ赤にして俯いている。
「あ、全然待ってないよ! 今来たところ! それに集合時間まだだし!」
「じ、じゃあ行こうか」
やばい~。いきなり変な空気になっちゃった......
昼崎さんも黙っちゃったし......
どうしよう、こういう時は確か......
僕は昼崎さんの手を取った。
『へっ?』
「ほら、行こう」
『う、うん』
なんだか昼崎さん、いつもより大人しいような......
それより僕の手、手汗大丈夫かな?
急に不安になってきた。
昨日色々考えた結果、今日は遊園地に行くことにした。ネットで調べたりしていたけれど、取材なら定番のデートスポットの方がいいよね。
「昼崎さんってジェットコースターとか乗れる人?」
『あ、あたりまえじゃない! 私を誰だと思っているの?』
「遊園地、楽しみだね」
『うん!』
昼崎さんもどうやらいつものテンションを取り戻したようだった。
笑顔が眩しすぎる......
「まだ開園まで少し時間があるけど、カフェとか行く?」
『そ、そうね。あそこなんてどうかしら?』
「いいね! 行ってみよう」
開園までの時間つぶしに僕達はカフェに来た。
「昼崎さん、最近小説の進み具合はどう?」
『ま、まあまあかしらね』
「完成したらまた読ませてね! 昼崎さんの小説、大好きだから!」
は、僕今大好きだからとか言った?
ボンッと音を立てたかのような勢いで真っ赤になった昼崎さんが目の前にいた。
『ぜ、絶対、凛太郎がまた泣くくらい凄い小説書くんだからね!』
今、昼崎さんは恋愛小説を書いているらしい。
昼崎さんは今までどんな恋愛をしてきたんだろう。
何度も告白されてきたんだろうなぁ。
もしかしたら僕とのデートも何度もした内の1回なのかな。
駄目だ、ネガティブなことは考えない。
今日は僕が昼崎さんをエスコートするんだ。
絶対に昼崎さんにとって最高のデートにする。
そう心に決めてカフェを出た。
デート編、スタートです!
最終回に着々と近づいています......
最後まで2人を見守ってください!
よろしければブクマポチ…(`・ω・´)ノ凸