第7話 デート準備~昼崎さん視点~
昼崎さん視点です!
明日は凛太郎とデートだ。
つい勢いで誘ってしまったけれど大丈夫だったかな?
凛太郎は嫌がっていないかな?
今夜はドキドキして眠れそうにないな。
凛太郎もドキドキしてくれているのかな。
凛太郎のことだから取材だからとかいって実はあまりドキドキしないのかな。
明日の服はどうしよう。
どんな服で行ったら凛太郎は喜ぶかな。
可愛いって言ってくれるかな。
かわいいって言ってくれたらいいな。
私は肝心なところでいつも素直になれない。
そもそも助手って何よ、今思うと恥ずかしい。
でも凛太郎はそんな私のわがままも聞いてくれる。
あの日彼に出会って、最初は勝手に小説を読まれて恥ずかしくてたまらなかったけど、私の小説を読んで彼は涙を流していた。
そんな彼に私は一目惚れしてしまったのだ。
私は凛太郎が好きだ。
凛太郎は私のことをどう思っているのかな。
そう思いながら眠りについた。
ーーー当日
私は朝5時に目が覚めた。いや、正確にはほとんど寝付けないままこんな時間になってしまったのだけれど。
初めてのデート。
緊張するけど凛太郎と一緒に出かけられるなんて幸せすぎる。
今日くらいは素直になれたらいいな。
ドキドキしながら着替えて、朝食をとり、荷物も準備した。
やばいわ、デートの事を考えていたら落ち着かなくなってきたわ。
変じゃないかな? この格好。
ーー可愛いわ杏奈、大丈夫よ
お母さんに背中を押され、私の初デートが始まる。
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