第3話 昼崎さんと登校
第3話です!
ーーー次の日
朝家を出たところで事件が起きた。
家の前に昼崎さんが立っていたのだ。
「なんで昼崎さんがここに?」
『凛太郎と学校に行くためよ。助手を連れていくのは当然のことよね?』
「あ、うん」
『分かればいいのよ』
なぜか昼崎さんと登校することになった。
なぜ僕の家を知っているのかを聞こうと思ったが、昼崎さんが満足そうな顔で歩いているのでやめた。
それにしても......周りの視線が怖い。
何度も言うが昼崎さんは美少女だ。その美少女がこんなモブと一緒に登校していたら、そりゃあそんな顔になるだろう。
ねぇ、ねぇ、ねぇ
『ねぇってば凛太郎!』
「な、なに? 昼崎さん」
『また話を聞いていなかったのね! 助手なんだからしっかり聞きなさいよね!』
またやってしまった。こんな美少女と歩いていたら誰でもこうなってしまうだろう。
教室に入っても、視線は怖かった。
ーーなんであいつが昼崎さんと登校してるんだ?
ーーてかあいつ誰?
ーー昼崎さん可愛い
ーーもうラーメン食べるわ
『凛太郎、なんでそんなにガタガタ震えているの? 大丈夫?』
そういって昼崎さんは顔を近付けてきた。
ーー昼崎さん、今あいつのこと下の名前で呼ばなかったか?
ーー妬ましい、殺しとく? 今なら昇竜拳が出せそうだぜ
オーバーキルだから、昼崎さんこれ以上近づかれたら......
「だ、大丈夫だから! ごめんちょっとトイレ!」
トイレに行くことで何とか逃れることが出来たーーと思っていた。
トイレから出るとそこには仁王立ちした昼崎さんが居た。
「昼崎さん、どうしたの?」
『どうしたのじゃないわよ! 私との話の途中なのに!』
「ごめん昼崎さん、可愛い昼崎さんに近づかれて緊張したんだよ」
あれ、また僕変なこと言った! 絶対言った!
ちらりと見るとまた真っ赤な昼崎さんが居た。
『も、もういいわ! 早く教室に戻るわよ!』
結局その日は一日中僕らを見る視線は止まなかった。
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